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バベルの図書館-或る物書きの狂恋夢

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 イヤだなぁ、ゲテモノ食い…。のっけからすみません。スパナチュ、3rdシーズン第9話『黒魔術』。要するに魔女の話。呪い袋を発見し、女性の怪死の原因を、古くから伝わる魔女の黒魔術の仕業と察知したディーン&サム。被害者の夫に「あなたの奥さんを恨んでいる人がいるはずだ」。事件の陰にやっぱり浮気アリ。言わんこっちゃない。事実を隠した旦那さん、これまた浮気相手に恨まれて、手にしたハンバーガーは蛆虫の山!!げげぇっ!!でも…呪い封じで旦那を救うも、当の呪った女性の方は、ウィンチェスター兄弟が発見した時にはこれまた怪死。「恨んでたのに、自殺なんかするか?」「いや、これは誰かに殺されているのかも」。
 で、聞き込みの果てにたどり着くのが怪しぃ~ニオイぷんぷんの3人の“デスパレートなご婦人方”たち。なんでも、定期的に、ブック・クラブなる会合を持っておりまして。暗黒の魔術書に手を置いて、皆で「ご主人様、あなたの僕です」なんてやってる。黒魔術を使って、何を企んでいるのか?それ以上踏み込めないまま、引き下がるディーンとサムの前に、悪魔ルビー(あ、出てきた)が警告に。「魔女なんか下っ端でしかない。でも、その背後に強力な悪魔が付いているの。この街に現れて、あなたたちを殺そうとしているの。魔女なんか相手にしないで、はやく逃げなさい!!」。悪魔の言うことなんか聞けないディーン、ディーンの命を救う鍵をルビーに期待するサムは、態度を決めきれず、うっかりディーンが発砲。かろうじて銃口を虚空に向けさせたサムのおかげで事なきを得るも、煙の向こうのルビーは消えていた。忠告は本物???モーテルで備えるディーンとサム。「魔女は人間だが、人殺しだ。退治しなきゃ」と意気込んだところで、ディーン腹痛。「こりゃやべぇ、お腹にナイフを突き立てられてるみたいだ!!」。魔女の呪いに違いない。モーテル内に呪い袋を探すも、サム見つけられず。ならば…乗り込んで魔女を止めるしかない!!
 激しく吐血するディーン、もはやこれまで…のところにルビー登場。魔術を使って、ディーンにかけられた呪いを解く。「悪魔に助けられるなんてな」。認めたくないが、ディーンの心の中で何かが動く。
 一方サムは、危険なご婦人方の元へ。最近躊躇いのなくなってきた冷血サムが顔を出す。いきなり銃口を向け、「今すぐ呪いを解かなければ殺すぞ!!」。「あたしたち、クジに当たったり、事業を軌道に乗せたり、ローンの返済をラクにしようと思っていただけで、人殺しなんて…」。真顔で怯えるご婦人方の中で、一人不敵な面構え。「皆には黒魔術を使う理由があった。欲しいものがあり、かなえたい願望があった。でも一人だけ、何も求めず、何も利益をこうむってないヤツがいる。それがあんただ!!」サム、ご名答。この方、悪魔でした。
 豹変し黒目を剥くかつての隣人に、怯えるご婦人方。「あなたたち、いつも言ってたじゃない。ご主人様、我は僕なりって。アタシがご主人様よ」。桁違いに強い女悪魔タミーにあっという間に取り押さえられるサム。駆けつけたディーンも手も足も出ない。そこに、またもルビー登場。しかし、何かとサムを助けるルビーには哀しい過去が…。かつての師匠である女悪魔の前では、ルビーさえも赤子同然。あわや、ルビーが地獄に送り返されようかというそのとき、一瞬の隙をついたディーンが、悪魔を切り裂くナイフでタミーを見事退治する。「後は私が片付ける」とディーンとサムを追い払うルビーの表情は、いつもと違いアンニュイに。モーテルでつかの間の平和。ディーンの前にルビーが現れる。「私には残っているの、人間の心が。悪魔の争いに決着をつけるにはサムの力が必要なの。ディーン、実はあなたは助からない。だから、サムがその後一人で戦えるように、サムを育てるのに協力して欲しいの」。ルビーの思わぬ言葉に、ディーンの心もまた動揺から覚悟へと動いていく…。ってのが第9話。いやぁ、ルビーの存在の意味が、ようやく輪郭を持ち始めてきました。やっぱりディーンは助からないのかな。『ヘルレイザー』されちゃうんだ、きっと。しかし、ベラに続いてルビーもワケありか。いやはや。
 続いて第10話『悪夢』。ボビーがやられちゃってます、いきなり。理由も不明なまま、前後不覚の昏睡状態で病院に運ばれるボビー。何か手がかりがあるはずだと、何故、何をしに、この街に来ていたのかを探るディーンとサム。どうやら、夢の研究にヒントがあるらしい。ってんで、ボビーの残した切抜きを頼りに、謎の死を遂げた夢研究の第一人者の研究室に赴くディーン。研究助手の学生から、死んだ教授が古の呪術に使う「ドリームルーツ」なる幻覚剤を使用していたことを知る。その被験者に接触するディーンは、空振りのままサムの下へ戻る。辻褄は合った。ボビーは誰かによって夢に入り込まれ、夢を操作されて、抜け出すことができなくなっているんだ!!ならば、ボビーが悪夢の中でやられる前に、ボビーの夢に入り込んで、ボビーを救うしかない。「じゃ、ドリームルーツはどうやって入手する???」「ベラだ」。ベラ登場(ふーん、サムってそういう趣味なんだ…ってなシーンもございマス)。すんなり協力「だって、ボビーは命の恩人だもの、あなたたちのためじゃないわ」。ホントかよ???取り急ぎ疑う間もなく、手に入れた「ドリームルーツ」で、夢の世界へ一っ飛び。そこで見たボビーの窮状とは…ボビーにとっては癒しがたい辛い過去との戦いだった。
 ディーンの必死の声に、ようやく我に返ったボビーは、昏睡から帰還する。一方サムは、“夢の中の王”の正体を掴む。アイツだ!!これまたうっかり、唾液によってマークされたディーンが、今度は危ない。眠ったら負けよ、ってんで、先回りして“夢の中の王”を探すも見つからず。こうなったら、こっちから夢に出向いて夢の中でヤツを叩くしかない!!睡眠不足でキレたディーンは、サムとともにディーンの夢の中に入り込む。「俺の頭の中を覗かれるのか…いやだなぁ」とディーン。夢に入れば、早速出ました、かつての恋人の姿。サム、ばっちり目撃。
 果たして、ディーンの夢の中で、ディーンとサムそれぞれが見た悪夢の正体とは!!サムは無論、“夢の中の王”です。夢の原理を逆手にとって、敵にとっての悪夢を呼び出し、撃退することに成功。しかし、ディーンが出会ったのは、ディーン自身。それも、ダークなディーン。ストレス、コンプレックス、我慢、そして地獄へ堕ちる恐怖にまみれたディーン自身との戦いは、ディーンを激しく動揺させ激昂させる。死に際のダーク・ディーン「お前もいつかはこうなるんだ。悪魔になっちまうんだ」!!
 戦い終わって覚醒したディーンには心境の変化が。「俺、やっぱり死にたくない。地獄には行きたくない」。ようやく突っ張っていた心を開いて本心を語るディーンに、サムは「兄貴を助ける」そんな覚悟が強まるのだった…。
 さて、この第10話。なんだか、ピンクフロイドとか会話の中に出てきますし。どこか、サイケデリックな感じが。ストーリーや映像にも、そのあたりのシュールな解釈が反映されてます。言ってみれば、21世紀にまだまだアメリカに残っている、カウンター・カルチャーの「いま」、ヒッピー・ムーヴメントとか、ドラッグカルチャー、ニュー・エイジ思想へのオマージュみたいなものが、このエピソードのテーマの底流にあるのかも知れません。(了)


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「旅から、音楽から、映画から、体験から生死が見える。」 著書です:『何のために生き、死ぬの?』(地湧社)。推薦文に帯津良一・帯津三敬病院名誉院長。





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Last updated  2009/02/23 05:24:15 PM
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プラダ バッグ@ gpzqtt@gmail.com 匿名なのに、私には誰だか分かる・・・(^_…
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