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カテゴリ:雑記、手記
定額給付金。イイじゃないですか。誰ですか、「これっぽっちで何が出来る」「たった数万もらって口封じみたいなコトするな」「何の足しにもなりゃしない」。ヒドいもんだなぁ。
額の問題じゃない、と思います。そりゃ、上を見たらキリがない、下を見ればこれまたキリがない。じゃ、いくら欲しいの?って、言ったってもらえないです。 結局、定額給付金で支給される額を目にして、「え?それだけ?」と思う日本人がいたということは、それだけ日本人が経済的に豊かになって、心が貧しくなったという事です。仮に、それだけのお金を稼ごうと思えば、どれだけの労働時間になるのか。それは人それぞれでも、結構重みがあると思いませんか? あるいは。贈られてケチをつける。野暮ですね。もてなしの心を美徳とし、贈り、贈られ合う心や気持ちの方を愛でてきた日本の心、何処へやら。警告文がないとなればこれ幸いと、何でもかんでもクレームつけちゃうなんてお行儀の悪いトコ、真似しなくていいの!! それが何の足しになろうと、どう使われようと、多かろうと少なかろうと、有り難い、という気持ちをもって受け取る。この給付金はきっと、日本人が豊かさについて、さらには、これからますます変質していく豊かさの未来のあり方について考え直し、自分なりの羅針盤を持つきっかけに費やすのが、一番実り多い使い方なのではないでしょうか。(了) ■「旅から、音楽から、映画から、体験から生死が見える。」 著書です:『何のために生き、死ぬの?』(地湧社)。推薦文に帯津良一・帯津三敬病院名誉院長。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009/03/19 10:25:18 PM
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