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テーマ:おすすめ映画(4053)
カテゴリ:映画/エンタメ
劇場で観ようと決めていて、なおかつそれがいわゆる大作モノでなく、さらに悪いことにそれを見逃した場合、次に見るのはなぜか、同じDVDリリースでも廉価版の時だったりする傾向があるようで、ワタシ。
で、観ました。『マイ・ブルーベリー・ナイツ』。うーん、ホント、あまりに有名なラストのシーンのための、あるいは一世を風靡したウォン・カーウァイの映像美追求のためのような映画。映画というより、洒落たPVを観ているような、ちょうどいい具合の小品に仕上がっていました。 ストーリーは実にシンプル。なだけに、登場する数少ないキャストの豪華さ、彼らのタイトな演技が贅沢だったり(しかしレイチェル・ワイズの汚れ役には吃驚。怖い・・・。)。出色は、やさぐれた中年の悲哀を、少々ナイーブに演じたデヴィッヂオ・ストラザーン!!ナヨ系ハードボイルドの鑑です(苦笑)!! ところで。美形スターのイメージと看板が眩しくてつい見落としがちなんですけど、ジュード・ロウって、“ジジむさい”ですよね。いや、断言しますがイイ意味で。 なんか、カフェとかロッジをシコシコ経営してそうな感じで、年齢の割に達観してて、ちょっとマグカップを布で拭き拭きしながら、黙って客の話聞いていて、ときどきイミシンな格言をそれらしくつぶやいたりするような、そんなイメージ。 キラキラ・オーラがあるのは勿論ですが、実は“ジジむさ”演技もかなり合うような気がしていたのですが、本作ではそれが炸裂しましたねぇ、見事に。ま、格言までは言わないけど、これ、舞台がニュー・ヨークじゃなかったら、避暑地の山小屋のオヤジじゃないか、と(苦笑)。そしてやっぱり、ノラ・ジョーンズ、可愛かったなぁ。(了) マイ・ブルーベリー・ナイツ スペシャル・エディション(DVD) ◆20%OFF! ■「旅から、音楽から、映画から、体験から生死が見える。」 著書です:『何のために生き、死ぬの?』(地湧社)。推薦文に帯津良一・帯津三敬病院名誉院長。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009/07/07 03:02:44 PM
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