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カテゴリ:映画/エンタメ
大河ドラマ『天地人』、新たなキャストもお目見えし、賑やかになって来ました。しかし!!相変わらず賑やかなのは、前田慶次のキャスティングについて。『花の慶次』効果、ここまで…と、今さらながら天下御免の傾奇者の人気ぶりに驚いています。なんせ、原作『一夢庵風流記』の前田慶次は、どちらかと言えば無骨でむさい(けれど独特な色気がある)タイプの男で、妻子持ち。一方『天地人』原作での前田慶次は、じじむさいご隠居的ポジション。そんな人物なら、別段キャスト公開を引っ張る必要もないのですが、ここまで焦らすということは、当然コミック『花の慶次』イメージでのキャスティングを前提としているということでしょう。これで、むさい巨漢武者や妙に枯れた慶次が出て来たら、大変なことになりそうな気が。
でも、ですよ。ドラマ『天地人』の主人公は、飽くまで直江兼続ですから。真面目に考えると、年間スケジュールで見た場合、主役でないキャストをここまでクローズにしておくことは、視聴率確保の戦略以外のなにものでもなく、たとえそれが少ない登場となったとしても、明らかに主役を喰う=脚本を歪曲する、本末転倒な下策にしか思えないのです。いまさら、慶次役が誰になるか、あるいはそれを焦らされることに腹を立てるでもないのですが、単純に、作品世界全体のバランスから行くと、ちょっとやり過ぎかなぁ、と懸念していたりします。こんな時代に、愛と義を考える。それがまさに、企画意図という名の大義名分だったはずでは??? と思ったら、ちゃんとこんなスタチュー(フィギュア)、出してくれるメーカーさんがあったんだ…(よくよく考えれば、兼続が単独でフィギュアになるなんて、それ自体が慶次効果なんですけどね)。うーん、これぞ男気。よ、2009年の顔!!アンタが主役!! でも、やっぱり何気に『花の慶次』仕様なんですけどネ。(了) ハイスタンダード・スタチュー 『花の慶次』 直江兼続 スカイネット(予約:09年10月発売予定) ■帯津良一・帯津三敬病院名誉院長推薦、出版記念講演・青木新門『何のために生き、死ぬの?』(地湧社)。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009/08/10 02:43:34 AM
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