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カテゴリ:雑記、手記
最近また、ブログの更新が滞っている。といって、書きたい話がないワケでなく、書かなければならない記事もあり…。年末から今春3月まで取りかかっていた仕事が一息ついて、今は久しぶりに長い原稿と取っ組み合いをしている。インターナルな記事だが、半年かけて取材・インタビューした原稿で、個人的にも興味関心のある分野なので、力が入る。
思い返せば、昨年は主にコンセプト・ワークばかりに追われていて、原点である原稿から離れていた。原稿は一日書かないと下手になる。 そういう怖さから、本腰を入れるのを躊躇っていた節もあるし、どちらかといえば、波を待って仕事を仕上げるタイプなので、集中力が充填されるタイミングと環境を待っていた、というのもある。 組み合う相手にもよるが、ひとたび原稿に向かい、その世界に没頭すると、他のことに文章を割けなくなることがある。逆に、同時並行でまったく違う原稿に向かっていた方が、双方ともに良い原稿に仕上がることもあり、どちらかと言えばそういうことの方が多いのだが、今回はどうも、単眼的なつき合い方の方が調子が出てくるようだ。 まだまだ道半ば、である。けれど、章ごとに原稿を読み返すと、納得のいく仕上がりにはなっている。無論、ここまでは…の話であるが。調子も出て来たし、勢いも出て来た。一方で、はやくこの試合から解放されたい、という思いもある。気持ちがいいが、窮屈でもある。そういう心境なのだ。 こうして、このまま一気にゴールしたい、ゴールできそうだ、というタイミングで、哀しいニュースが飛び込んできた。詳述は出来ないが、人生にはままならぬことがあるものだ、と深く悼まざるを得ない。あまりに残酷な運命が与えた心痛が、友人の心から取り除かれる日が一日も早く来ることを、今はただ黙して祈るしかない。(了) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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