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カテゴリ:旅行/散歩(国内)
この季節は見慣れた景色に動きが出るから、なぜか楽しい。具体的には、虫が登場するからで、彼らの飛翔する姿が自然の中に見つけられると、なんとも賑やかで、過ごしやすい季節の到来を全身で感じることができる。
いつも通る近所の公園には藤棚があり、これが、名所でもない街中の公園であることが信じられないほど見事に手入れされていて、非常に美しい。日常の美、声高でない自然体の美である。 先日も、天気がよいので散歩がてらにちょっと立ち寄ったのだが、藤が鈴なりに花をつけ、棚の下に立つと少し強いくらいの日差しが葉陰からこぼれて花々を背から照射し、藤は初夏の青空に映えて可憐だった。 加えて、その香りの甘さは、こちらもぼぅとしばし惚けてしまうほどだが、なるほど蜂たちがこの藤棚目指して飛来する、あるいは自然と引き寄せられてしまうのも無理からぬことだ、と合点がいったのである。(了) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010/05/11 03:27:45 PM
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