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カテゴリ:バベルの宴(内輪ネタ)
ちょっと前の話。そう、母の日のお話です。母の日と一口に言っても、我が家の家族の絆は時代錯誤的に結びつきが強く、女性を敬い、これに感謝する気風はまた古の宮廷文化のごとし。
というと、ちょっと大袈裟ですが、常日頃互いに感謝の言葉、感謝の気持ちを示し合っている(言葉にしてきちんと表現する、という部分は、誰一人とっても、我が家は「言わずもがな」の日本人的ではないですね)家族なので、「母の日」と言っても、「普段照れくさくて言えないことを…」的に大上段に構えるということはなく、比較的サラッとしています。 問題は、私が感謝を捧げる“母”にあたる人が、複数いまして。祖母も叔母も、皆“母”なんです。私にとって「母の日」とは、“常日頃お世話になっている、家族の中の女性すべてのための日”なのです。 “個別性よりも、平等”な一日ですので、この日は、毎年感謝の心を込めて、お揃いのモチーフのバージョン違い/カラー違いの小物を皆にプレゼントします。ハンカチだったり、フラワーアレンジメントだったり、晴雨兼用の携帯傘だったり…。皆も、どんなネタを用意してくるのか、ちょっと楽しみにしている部分もあって、結構ストレートに「今年はスベった?」なんてからかわれたりして。それもご愛嬌なのですが、かように、値段じゃなくて、アイディアを贈る、みたいな文化があるんですね、我が家は。「プレゼント選びのプロセスに感謝の気持ちがある」ということを、互いに共有し合っている訳で。 で。今年選んだのは…「ムッキーちゃん」!!たまたま実家に帰ったときに、グレープフルーツを剥いていまして。その剥き方がどうだとか、新しい剥き方を見つけたとか、ここは伊藤家か???と。それを横で聞いていまして、その場ではピンと来なかったのですが、これまた別の機会にたまたまテレビでクイズ番組にこの「ムッキーちゃん」が登場していまして、その画面上での革命的な機能に「これだ!!これしかない!!」と閃いてしまったのです。あ、ちなみに我が家の女性陣は柑橘系がお好きでして。 母の日。意気揚々と、「ムッキーちゃん」を皆に贈りましたところ、ネーミングのインパクトもさることながら、そのあまりの地味さに一同爆笑。こ…こんなはずでは…(汗)。気の毒な「ムッキーちゃん」。でも、確かに…テレビで見たときほどの衝撃がない…。ともあれ、気持ちは受け取ってもらえたようで、それで良しとしていたところ。 およそ一週間経って、喜びの声が続々と!!大袈裟だなぁ。どこの回し者かよ。と、自分で突っ込みたいほどですが、なんと「ムッキーちゃん」、無茶苦茶便利だというじゃありませんか。どうも、母の日当日に剥いたグレープフルーツ自体の熟成度に問題があったようで、その後それぞれ女性陣、「まぁ…もらったし。使ってみる…か」程度に別の柑橘類を試したところ、稲妻が走ったようで。もう、剥けて剥けて仕方がない、とのお言葉を頂戴した次第。いやはや(笑)。 こうして、今年の母の日も無事、感謝の気持ちを伝えることができた訳ですが、何といっても我が家は、女性が中心。それが男性陣の喜びでもあります。いつまでも、輝き続けてください!! じゃ、男性陣はミカンの皮か、って?いいえ。家族を思う気持ちは、「ムッキーちゃん」でも容易には剥がすこと、できません。お後が…よろしいのかな。(了) 日本テレビ ひらめけ発明大将軍 大賞受賞みかん皮むき器 ムッキーちゃん お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010/05/18 12:54:19 AM
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