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カテゴリ:映画/エンタメ
たまには童心に帰って観られる映画もいいなぁ。ということで、『プリンス・オブ・ペルシャ』、観ました。結構鳴り物入りだった割に、上映期間が思いのほか短かったように記憶しており、観ようか観まいか迷っているうちに終わってしまったような気が。
『プリンス・オブ・ペルシャ』といいますと。やはり私の世代にはPCのゲームを思い出してしまうのです。無論、このゲームから派生した映画ではあるのですが。 NECのパソコンで、マウスやコントローラーもなしに、ストイックな画面の中を妙にヌルヌルと動く王子。ポーションの飲みっぷりが半端なく素晴らしいという、ヘンな王子。 ゲームの雰囲気だけでは映画は成立しないワケで、映画はまったく別物ですが、随所にゲームのツボをちらつかせる演出はありました。 そんな本作。王の血を引かぬも胆力と知恵を見込まれ王家に入った王子ダスタン。その兄である王子二人と、父王、その側近である叔父を交えた、家族愛と王位をめぐる策謀、そして誤解と和解。異国の王女に、陽気な仲間。時間を戻すという秘宝“時間の砂”の秘密と、それに賭ける登場人物それぞれの思惑や如何に???というストーリー。 主役のジェイク・ギレンホールが、なんともお人好しな雰囲気。うーん。あの表情だと、どうしてもソフトな印象になっちゃうんですよねぇ。あ、関係ないですけど、この人、『仮面ライダー オーズ』の主人公・火野映司役の渡部秀氏に似てませんか?なんか、子犬顔。好きな女性にはたまらないのでしょうな。迫力満点叔父さん(?)ベン・キングスレー御大、目周り濃すぎです(化粧がね)。 さて最後に、『プリンス・オブ・ペルシャ』の見どころは三つ!! ■ジャンプがすごい!! ■アサシンの武器がすごい!! ■ロマンスが拙い!! これでキマりです(苦笑)。やはりジャンプ力は、ゲームからのシーケンスでしょうか。とにかくジャンプしまくる。それも、トリッキーな壁使いジャンプみたいなのまで。もう、不必要なまでに跳びまくります。観てる方は、胃がひっくり返りそう。 暗殺者の元祖にして、ハシシュの語源(?)、暗殺集団アサシンの武器がすごい。とにかく、すごい作り。基本飛び道具ですが、現代の忍者映画でも出てこないような、アイディア盛りだくさんの、仕掛け武器が、CGで唸る、曲がる、飛び出す!!結構魅入ってしまいました。 そして最後に。やけに庶民派(笑)で気風のいい王女様と、主人公の、およそロマンティックとは言えないロマンスが、とにかく幼稚です。まるで学芸会のような、あまりに幼いロマンスは、逆に新鮮。今の時代に、ここまで健全で、ここまでベタ(=勝ち気な掛け合いが、なんか古き良きハリウッド映画風なんですよね)なロマンスは、希少価値高いです。 そういう意味で、跳ねまくり、玩具のような武器が火花を散らし、幼い恋が薫る『プリンス・オブ・ペルシャ』、まさに童心に返るために観る映画としては、最高の一作。このジャンルでのDVDでは、案外今年イチオシかも知れません。個人的に。(了) プリンス・オブ・ペルシャ/時間の砂ブルーレイ&DVDセット お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010/11/17 01:24:21 PM
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