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カテゴリ:アート
かねてよりお世話になっているアートの師にして畏友であります、画家の水野竜生先生の展覧会に足を運んできました。今回は、根津にありますオープン間もないギャラリー根津七弥さんでの個展。このギャラリー、名前の通り、根津に昔からある質屋さんをそのままギャラリーにしたという、本当に風情のある素晴らしいギャラリー。古い日本家屋の中で、あの水野節とも呼べる個性的な色遣いと、躍動感溢れるタッチが踊ります。これがまた白壁によくマッチするんです。
「こんなトコロに、あんな作品を飾ったら…」と妄想を暴走させてしまうところもまた、ギャラリーの持つ空間の魅力かと。本当に、イマジネーションを掻き立てられます。 今回出品した作品は新作ではなかった(やはりむしろ、この空間で旧作がどう見えるか、が楽しみだったわけですが)こともあってか、メインは、ギャラリーのど真ん中、畳に座し相対しての語らい。ご馳走です。こうして面と向かってリアルで先生とコミュニケーションを取るのは久しぶりということもあって、互いの近況報告から始まり、関心事、そして新しいテーマについて…と話題は尽きませんでした。 作品を描いた当時と今現在の上海事情の、肌身で感じる変遷、中国版“水戸黄門”の話、甲骨文字で一万人の人物を描いたら思いのほか大変だった話、甲骨文字の練習は手から「インストールする」のだという話、急に湧きあがったトルコへの憧れ。 あっという間の一時間。静かな秋の夕暮れ時、素敵なギャラリーで素敵な作品に囲まれ、旧交を温めて刺激し合った時間となりました。(了) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010/11/17 01:38:31 PM
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