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バベルの図書館-或る物書きの狂恋夢

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カテゴリ:雑記、手記
 明けましておめでとうございます。2011年のスタートです。例年にない慌しさの中、三十数年生きてきて初めて、実家でお正月を迎えることができない=子供の頃から続けているお節料理の手伝いもできない展開になるかと、心ワサワサしておりましたが、自宅と実家を行ったり来たりしながらもかろうじてノルマ達成。忙しい中にも新たな希望に溢れた年明けとなりました。さて恒例の今年の目標。まずはここ数年の目標を。

2006年「欲張らず、必然的でリアルな目標へ邁進」
2007年「ライヴ感を取り戻し、身の振り方を考え直す」
2008年「最優先で大切にすべきものを守る」
2009年「柔軟性ある持続力」
2010年「粋な実験、地道な実践」

 そこへ来て、2011年は「死との舞踏」となりました。このテーマ設定にいたったのは、昨年秋のこと。それまで、ずっと考えながらまとまらなかった一本の太い柱。それが何か模索していて、毎日考えていて、ある日ふと気が付いたのです。なんだ、実はずっと前から考えていたことじゃないか。
 この言葉は、聖書、それも12世紀の聖書に挿絵として描かれた、“メメント・モリ”を視覚化した骸骨との舞踏=「死の舞踏」から来るもので、それについてどのようなスタンスを抱いているかは3年前の著作で触れているワケですが、ようやくここへ来て、そろそろもっと「死の舞踏」と踊ってもいいんじゃないかな、と思ったのです。
 といって、別にネガティヴな意味があるわけでは断じてなく、“メメント・モリ”の意味どおり、死つまり「命に限りがあること」を常に頭に覚えて、今の生を目一杯生きる。つまり、生を輝かすためのダンスを、もっともっと楽しんで、真剣に踊ろうという意味なのです。
 十代、二十代くらいでは、私に関して言えば、「死」という言葉に対して、ちょっとナイーヴでセンシティヴなニュアンス以上で踏み込むことができなかった。けれど、三十代も後半にさしかかり、また特に、生と死について深く考える瞬間に多々めぐり合った昨年を受けて、ようやく今、はっきりと「死との舞踏」を、ポジティヴな意味を持つ言葉として考えることができるようになったという手ごたえがあるのです。
 思えば、中学生になって初めて買った本が、有名無名の人々の遺言集、つまり「最後の言葉」をまとめた本でした。あの頃は、怖いもの見たさで読んでいたような、感傷的な雰囲気があったけれど、それでもやっぱり、それぞれの「最後の言葉」から、どのような生を辿ったか、それは美しかったのか醜かったのか、醜すぎて美しかったのか、夢想したことを覚えています。
 ネクロフィリアの陥穽を避け、己の中でテーマとして対峙するにふさわしい時は来たか?その問いに答え、首肯して今年は、「死との舞踏」を通じて、日々に無数に見出せるだろう、生の喜びひとつひとつに愛情をもって接し、人間本来の生命力を謳歌する一年にしたいと思っています。(了)





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Last updated  2011/01/04 05:48:07 PM
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