バベルの図書館－或る物書きの狂恋夢

〈アニメーション部門〉
■ベスト：『カールじいさんの空飛ぶ家』
■次点：『プリンセスと魔法のキス』
■ほか：『マスター・ファイブの秘密』
リヴュー：アンチ・アニメーション派も『カール』は必見。初の有色人種のプリンセスが主人公で話題となった『プリンセス～』は、研究者としては抑えておかねばならない一作。ニーヨによる主題歌が◎。『マスター・ファイブ～』は『カンフー・パンダ』のスピンオフ。


〈テレビドラマ部門〉
■ベスト：独眼竜政宗（3巻セット）(DVD)
■次点：『 DEAN／ディーン』
リヴュー：改めてボックスセットで観た『独眼竜』。骨太時代の大河ドラマ、そのディティール、キャストの演技力に脱帽。未だに、ライフタイムフェイヴァリット大河です。一方、ジェムス・ディーンの伝記ドラマ『DEAN／ディーン』。ジョナサン・リース＝マイヤーズの『エルヴィス』に迫る名作。


〈番外編ひとこと〉
■『マチェーテ』：セガールでもヴァンダムでもない。俺もダニー・トレホ!!みうらじゅん氏もトレホでいく、ってオビに寄せてたし。ミシェル・ロドリゲスは女神です（w）。
■『愛人 -ラマン-』：けだるい感じが欲しくて見直した作品。文化の混じり合う瞬間は、喜びよりも、解り合えない哀切が美しいものか?
■『スイミング・プール』：フランソワ・オゾンの作品は好き。一冊の良質な探偵小説を読む様な味わい。リュディヴィーヌ・サニエが…（w）。かわいい…。
■『ムーラン・ルージュ』：これも見直し。映画、という娯楽フォーマットを余すところなく活かした作品と再度感嘆。苦手だったニコール・キッドマンが少しだけ好きに。出色は、ユアンの歌声かな。

ほかにも、今年はじめて観て、めちゃくちゃハマったのに、新作はスルーした『トランスフォーマー』シリーズほか、ここに網羅できていない作品もあるのですが、それはそれ、またいつか見直したときに、リヴュー復活ということもあるかも…ということで。来年もよい映画にたくさん出会えますように!!（了）