テーマ:感じたこと(2893)
カテゴリ:kikoについて
今朝の出来事が夢の様で
他の人には 「ちゃんと地に足をつけて、歩きなさい」 そうアドバイスをしたけど 私自身も全く地に足をつけていない状態です 今日の夜中でいいのかな 旦那の親友が旅立ってしまいました まだ、25歳でした 弟さんが兄の友達の連絡先がわからないからと 今朝の6時頃、家にやってきて 交通事故で即死だった旨を告げに来てくれました 昨日の夕方に旦那が 彼から電話で「飲みに行くけど店の場所がわからない」 そう話したばかりでした 飲んだら乗るなとかスピードを出しすぎるなよって 言っていたのに・・・ 伝えに来てくれた弟さんも 自分から家族以外の他人に初めて「死」という言葉を使い 少しづつ実感してしまう現実に 涙が溢れていました 夫婦で話しながら 友達に連絡しながら 刻々と進む時間の中で 朝のニュースから流れた 事故の情報と共に 彼の名前が表記されたのを見て なんともいえない衝撃に襲われました いつも一緒に遊んでいた仲の良い友人たち数人と 病院から自宅に帰ってきている彼に会いに行ってきました 事故だからと覚悟をしていました・・・ 布団の中にいる彼の顔半分は包帯で包まれていて よく見ないと彼だとわからないくらい・・・ じっと見つめていると、微かに呼吸をしているように見えて 今にも起きて、いつもの笑顔をみせてくれそうな気がしました 「また、来るからね」 その言葉を残して 事故現場を訪れることにしました だいたいの場所を聞いただけでしたが 見たらすぐにわかるぐらいに事故の様子が克明に描かれていました かなり頑丈な壁が鉄筋をむき出しに崩れ落ち 車のボディーの色が付着して壁を削り 叩きつけられたあと擦った様についている彼の血痕 最初のブレーキ痕と・・・ぶつかった衝撃でタイヤがパンクして そのままホイールまでも削りながら進んだ様が 事故の壮絶さを物語っていました 民家前ということもあって 断りをしてから献花をしましたが 事故の時の様子を分かる範囲で説明してくれました 深夜だけど目撃者がいたそうで スピードの出しすぎでコーナーが曲がれず ブレーキを踏んでも間に合わず反対車線にある民家の壁に激突して その衝撃で跳ね返り、反対車線20~30メートルを滑りながら進み 歩道に乗り上げて止まったそうです 幸いだったのは 誰も巻き込まずに済んだことでしょうか 目撃者の方を巻き込んでいれば 死んだまま加害者になってしまったはず 生前の彼は とにかく自分のことより他人の事を思いやる人でした それがこんなところにまで気を遣うなんて 本当に彼らしい最後でした 彼がいなくなった事で 私達夫婦は大切なことを託されてしまいました 彼が初めて結婚したいと・・・幸せになって欲しいと 願った女性に対する想いです 彼女とは同級生でとてもいい雰囲気でした 一度は不本意ではあったけど告白をしていました その時は、別れた彼氏の元に戻ってしまい ダメになってしまったけど 諦めようと思えば思う程 気持ちは強くなり もう一度自分の口からきちんと告白する そう決意していました 一度ダメになっている話だから 伝えなくて良い言葉なのかもしれません 例え伝えたとしても これから生きていく上で彼女には辛いかもしれない それに、私達夫婦が仲介に入って伝えようかと彼に聞いたとき 「自分の口から伝えたいから」 強く決意していました ただ言えることは 彼が家族にも他の友達にもこのことを伝えずにいたことです 彼女も気持ちには気付いていたんだろうと思います ただ、どのくらい深く愛されているかには気付いてなかったのかなと また彼女は芯のしっかりした女性なので 辛いからといって彼に甘えたくはなかったのだと思います 互いに想い合う気持ちがうまく重ならなかっただけなのだと もう少し二人に時間があれば重なり会ったかも知れないと・・・ 旅立ってしまった彼には どうすることもできません そして、どうしてあげることが良いのか 正直迷ってしまいました 彼がなく亡くなった次の日 彼女は2人で食事に行く約束をしていたそうです 果たされることがない約束 「仕事の愚痴を聞いて欲しい」 本当に愚痴もあったかもしれない もしかしたら、この時彼女に言うつもりだったかもしれない まだ、先だったかもしれない・・・ この考えが頭に浮かんでからこびりついて離れない 彼は怒るかも知れない 彼女は辛いかもしれない それ以上に、彼への想いが少なからずあったなら その想いを中途半端にさせたくない できれば彼への想いごと幸せになって欲しい 他人からみたキレイごとかも知れません それでも彼の気持ちを思うと 心からそう願っています 家族一同 彼のご冥福を心よりお祈りします お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
June 2, 2006 10:41:33 AM
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