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本を片手にポレポレ生活…札幌にて

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2011.08.03
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カテゴリ:社会

夏の道東は青い空が広がり爽やかでした。

今回は

北見でお墓参りと博物館の資料整理のお手伝い

網走へはフィールドワーク

北海道に住んでいながら知らなかったことを学んできました。

ジャッカドフニ

ジャッカ・ドフニ

ウィルタ人の資料館です。

樺太にはウィルタギリヤークキーリンサンダーヤクートなどの

少数民族が住んでいました。

日露戦争後

彼らは「土人教育所」というところに通わされ

毎日日本語で日本人になるよう教育を受けさせられ

名前も日本名に変えさせられ差別を受けてきました。

第2次世界大戦になると青年は軍隊に入れられ諜報員などとして使われ

戦後は戦犯としてシベリアに送られ多くの人が亡くなり

生き残って帰っても日本人ではないからと一切の保証もされなかったそうです。

網走にはウィルタの人たちを支援する人が現れ

こうした博物館ができたとのこと

ウィルタの人の作ったたくさんの生活用品が展示されていましたが

靴や手袋、上着はもちろん下着にまで

どれにもとても細やかな美しい文様が刺しゅうされていました。

皮をなめして作られたお財布は実に見事な柔らかな手触りで

裏に針目を出さない刺繍はまるで芸術作品。

アイヌの人たちと似ているけれど文様も衣装も形がはっきり違う。

形だけ見るとロシアやモンゴルの民族衣装に似ていました。

その文様の意味など詳しい説明をしてくれた人は全くのボランティア

アイヌの人たちと同じようにいやそれ以上に差別されてきたため

この資料館を引き継いでいくウィルタの人はいないようです。

そしてこの資料館は老朽化が激しいため取り壊されるとのこと。

でも建物がなくなってもこうした歴史を伝えていくことが大切なのでしょう。






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最終更新日  2011.08.03 23:01:34
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