カテゴリ:本
雪が降りました。 写真を撮る間もなく朝日に当たり溶けてしまうほどうっすらと。 北国の冬の準備は衣服だけではありません。 庭木の冬囲いや冬タイヤの装着・・・ 明日は雪という日曜日 冬タイヤの交換をいつものディーラーにと思ったところ混んでいるというので 利用しているガソリンスタンドに聞くと2/3くらいの値段で受け付けてくれるという それではそこで、と、のんびりお昼ごはんを食べてから行ったところ もうこれ以上は無理だから今日は受け付けられないと 2台のうち1台だけと必死にお願いしていると 修理工の方が丁度見えて「いいよ」 半分白くなった頭のいかつい中年の方、後光が差して見えましたよ ところが夜の6時になってもできた連絡が来ない。 6時半に電話をするとまだまだだからお風呂に入って夕食食べて待っていてと。 8時になっても9時になっても電話なし 9時半に電話するとまだまだとのこと、でも、今日中にはできるから必ず取りに来てと。 え~夫は10時には寝る人、そんなに遅く一人で取りにいけません、と、引き上げてきて 月曜の朝7時の開店と同時に預け、めでたく冬タイヤに交換 そして今日、うっすらとは言え雪が降りましたので、 冬タイヤになった私の愛車LAV4に乗って夫は出勤しました。 タイヤ交換だけでもこんな苦労があるのです。 自分ですいすいタイヤ交換しているご近所の旦那様たちが輝いて見えます。 須賀敦子さん作の2冊目読みました。 ミラノにあるコルシア・デイ・セルヴィ書店をめぐって、 理想の共同体を夢見る30代の友人たちの思い出のエッセイ 私たちは、ともするとそれが私たちが求めている世界そのものであるかのように、 あれこれと理想を思い描いた。 と、書かれているようにコルシア書店そのものが理想の共同体でもあったのです。 亡くなったご主人はその書店の店長でした。 人それぞれ自分自身の孤独を確立しない限り、人生は始まらない ということを、少なくとも私は、長いこと理解できないでいた。・・・・ コルシア・デイ・セルヴィ書店を失うことによって、 孤独が、かつて私たちを恐れさせたような荒野でないことを知ったように思う。 と書かれていましたが、それは彼女が夫を亡くしイタリアを離れたずっと後のこと それまで生きることのバックボーンとしてコルシア書店があったのでしょう。 60代になってもこんなに克明に覚えているなんて。 個性的な仲間たちとの交流が巧みな筆致で描かれていて 彼女の精神世界の充実ぶりがうかがえるような気がしました。 仲間っていいね
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