カテゴリ:本
世界3大夕日の一つだという釧路の幣前橋に沈もうとする夕日 2011年を振り返る時、忘れられない風景の一つ この像の作者、私の好きな北海道ゆかりの佐藤忠良さんは今年亡くなりました。 釧路に行ったのは、3・11東日本大震災の12日後 大津波の被害にあった釧路市は、まだ街のあちこちに津波の痕跡を残し 道路の隅には土砂がたまり、閉鎖されたままの建物もありました それでも何事もなかったかのように朝日が出て夕日は沈む 厳しい寒さで刺すような冷気に歯を震わせながら美しい夕日が沈むまで見とれ 自然の偉大さを思った瞬間でした。
そしてもう12月29日、1年の長さは年を重ねるごとに短くなるものらしい 2011年は人々に様々な重い思いをもたらし、 のんき者の私も原発について真面目に学び、自分ができることをしようと 行動するようになりました。
安全で安心な生活をもとめて
これは以前読んだ海嶺(三浦綾子著)の後の時代 13歳で大嵐に会い遭難してアメリカ船に助けられアメリカに渡り、 アメリカの人々の善意で学校にも通い 二人の大統領に会い 紆余曲折を経て日本に帰り通訳として活躍したアメリカ彦蔵の話 流跡の時の主人公たちは日本に追い払われ中国で暮らしていて、 この本では日本に帰国しようとする人々を助けている。 時代は変わり、この頃の人々は無事に故郷に帰っていくことができる。 アメリカ国籍になったアメリカ彦蔵は、通訳という仕事につき順風満帆だったけれど アメリカ人にはなりきれず故郷に行っても溶け込めず 漂流民は一生漂流するしかない とさびしく思うのです。 でしょうか。
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