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本を片手にポレポレ生活…札幌にて

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2012.01.05
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自分が生きてきた道を振り返ると 

夫とともに過ごしてきた時間は確かにとても長い 

人生の3分の2ほども、もう一緒にいるのだとつくづく思う。

だから、吉村昭との結婚50年という津村節子の自伝の題が

「ふたり旅」

というのもなるほど、と納得 


【送料無料】 ふたり旅 生きてきた証しとして / 津村節子 【単行本】

音という音をみな吸い込んでしまうかのような雪の降り積む夜、

私は一人目覚めている淋しさを今も覚えている。

とこの本は始まります

幼いころ胃腸が弱くよく下痢をした節子はまず絶食療法をとられ、

明日は何か食べさせてもらえるだろうか、と思っていた頃のこと。

ハート

今も外にはしんしんと雪が降っていて音が聞こえてこない。

こんな夜だったのでしょうか。(ここまでは朝の5時ころ書いていました)

私も幼いころ胃腸が弱く病弱だったけれど、

夜一人目覚めて淋しさを覚えた記憶はないし、 

明日は何か食べさせてもらえるだろうかと不安になったこともない。

やはり 本を書くような人は幼くして感性が違う と出だしから感心。

ただ、回復してくると最初に出てくる お粥 がとても美味しかったこと、

ちょっとだけ添えられている ほうれん草のおひたしや梅干しの味 も忘れらないから

私も空腹だったことは確か

母のほっとしたような笑顔とともにあの味を懐かしく思い出す。 

ハート

裕福な家庭に生まれ恵まれた暮らしをしてきた節子だけれど

小学3年で母を亡くし、父も16歳で亡くしている。

1928年生まれだから終戦を17歳で迎え、ドレメに通って洋服店をしながらも 

学業への道をあきらめられず学習院の短期大学部に入り、

学習院の文芸部にいた吉村昭と知り合い 

彼の弟の強力な仲立ちで昭和28年に結婚する。

 

その後のふたりの生活は、以前読んだ「遍路みち」にも詳しく書かれており

まさに作家同士のふたり旅。

私は吉村昭のことが知りたくて、遍路みち・紅梅・ふたり旅と読んできましたが

この本を読むと津村節子も芥川賞を受けた作家でありたくさん本を出している

今年は彼女の本も読んでみなくてはウィンク






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最終更新日  2012.01.06 11:05:35
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