カテゴリ:本
雲の隙間から太陽が覗き朝の淡い光を投げかけている中 大粒の雪がゆったりと空から降りてきています。 今日は久しぶりに雪がうっすらと降っただけ。 朝の大仕事雪かき(ここ数日は夫と二人でも大汗をかきながらの大変な除雪作業)から 久しぶりに解放されてPCに向かっています。 土・日と暇さえあれば読んで昨夜12:05に読み終わった本
魂を深く揺さぶる注目の裁判小説。 全編を通して風景描写が素晴らしい。 苺畑の広がるサン・ピエドロ島 苺畑の奥にはヒマラヤスギの森が広がっている ヒマラヤスギの祠、苔や羊歯に覆われた森の小道に広がるにおいも伝わってくる 孤独で、いささか狷介な気質を持つ約5000人の人間が住む島 そこで起きた殺人事件を どう裁いていくかという裁判小説なので、ミステリー だと思って借りた私ですがこれはただのミステリーではない 登場する戦争中収容所に入れられ人生を変えられた日系アメリカ人夫婦と 戦争で心に傷を抱えるアメリカ人たち、判事や弁護士に至るまで 心の機微の描き方が細やかで優しい 原題が「ヒマラヤスギに降る雪」 だという こちらのほうがずっとあっていると思うのですが、なぜ変えたのでしょうか?
裁判をしている間外は吹雪 ヒマラヤスギに雪は容赦なく吹きつける その描写も激しく美しい 札幌に降る雪はもう終わりにしてほしいのですが・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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