カテゴリ:本
3月10日は東京大空襲の日だけでしたのに 続いて3・11も忘れてはならない日になってしまいました。 先日、福島から避難してきている人のお話を聞く機会が有り 自主避難をされている人のお話がメインだったのですが 避難警戒区域に住んでいて避難してきている参加者のお話も聞けました。 家も土地も職業も全て奪われ家族もバラバラ、強いられる2重生活の経済的負担 地域や家族間で起きている数々のトラブル 夏休み孫のためにバーベキューコンロを用意して待っていてくれた父母の家には もう帰れない・・・ 何でこうなってしまったのか 原発は安全だと言われたことを鵜呑みにしていたこと に後悔し、 事故後の発表にも偽りや隠蔽があったこと、今もあることに憤っていました。
たまたま福島に起きたというだけで日本中どこに起きてもおかしくない事故 自分ごととして捉え考えていくことをしなければなりません。 「abさんご、読みづらかった」 と黒田夏子さんより年上の大先輩が貸してくださいました。 75歳の「新人女性作家」のデビュー作。蓮實重彦・東大元総長の絶賛を浴びて、「早稲田文学新人賞」を受賞した表題作「abさんご」。全文横書き、かつ「固有名詞」を一切使わないという日本語の限界に挑んだ超実験小説ながら、その文章には、「昭和」の知的な家庭に生まれたひとりの幼子が成長し、両親を見送るまでの美しくしなやかな物語が隠されています。 寝る前につらつら読んでいると、芥川賞に失礼ながら睡眠薬がわり。 決してのめり込むことのできない文章で短いのに数日掛かりました。 漢字が極端に少なく、逆に漢字というものの存在の大切さを教えてくれたような文体 昭和の知的な家庭に生まれた幼子の雰囲気というものがこんなものだったのか それは私の知らない世界ですがきっとよく出ていると思う。 ただ、色紙のところのエピソードなどは私にもこういうことがあったと懐かしく思えた。 繰り返し読めば興味も湧いてくるとどなたかが書いておりましたが 繰り返し読む意欲は今はありません。 後ろの縦書きのお話はどうか?期待して今晩から読みます。
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