カテゴリ:子育て
朝カーテンを開けると一面赤く染まった世界が目に飛び込んでくる コーヒー片手にほれぼれと見惚れてしまうほど美しい桜の紅葉。
幼い孫たちにもわかるらしく、先日来たとき
「おばあちゃん、お庭の色がきれいだね。」と言っていた。
箒を持たせて落ち葉を掃く手伝いをさせると大喜びしていたけれど
気持ちの割には葉が集まらず悪戦苦闘
私が持ち出した熊手を見てすごく羨ましがっていたが、使いたいとは言わなかった。
身の程をわきまえている。
でも、掃いても掃いても落ちてくる落ち葉には毎年大仕事させられる
『今日は葉を落とす日です!』
と、宣言して一斉に落ちてくれないものか? 以前、息子の誕生記念に植えた桜の樹の数枚の葉が落ちない年があって、
風が吹いても雪が降っても落ちなかった。
そのまま新年になって、息子は受験を迎えた。
口には出さなかったけれどこんな時に葉が落ちたらちょっといやだなあ
と毎朝祈るような気持ちでカーテンを開けていたものだ。 そして息子はどうにかこうにか合格。
あの葉が見守ってくれていたのね、と、ホッとして家族に話すと、
みんなもそう思っていたと言う。
なあんだみんな同じ気もちで見ていたのと笑いあったものでした。
それ以来、葉は1枚残らずきれいに落ちている。
この次、秋の終わりになっても葉が散らずに残っていたらさっさと落とすことにする。
あんなに気を揉むのは二重の苦しみ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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