カテゴリ:本
誰にでもコンプレックスの 一つや二つはあり、 日々どうにか折り合いをつけて生活しているものと思います。 そもそも人間というものは一人ひとりみな違い 「わたしとことりとすずと」 の詩で金子みすゞが詩っているように 「みんなちがってみんないい」のですから。 どんな病気だって同じ、その人の存在そのものが大切なのです。 先日は人間としての存在を否定する恐ろしい事件があり、 現在の日本でこんな考えを持つ人がいるなんて・・・と、 ヒトラーを思い出し愕然としました。 男振 若くして頭髪が抜け落ちる奇病を主君の嗣子・千代之助に、侮蔑された17歳の源太郎は、乱暴をはたらき監禁される。別人の小太郎を名のって生きることを許されるが、実は主君の血筋をひいていたことから、お家騒動にまきこまれることになる。しかし、源太郎は、宿命的なコンプレックスを強力なエネルギーに変えて、市井の人として生きる道を拓いていく。清々しく爽やかな男の生涯。 江戸時代、眉目秀麗の秀才で将来を嘱望される源太郎が脱毛症になり 髷も結えないどころか頭髪そのものが亡くなってしまう。 様々な侮辱に耐えていたのだが 我慢しきれず乱暴してしまうことによって起きた出来事 死罪は免れないところを次々と助けの手が伸びる それは彼が主君の隠し子であったからで 嗣子・千代之助が亡くなってからは彼を亡きものにしようとする一味の追っ手に狙われ 彼を主君の座にと言う人々にも追われる が、彼の選んだ道はそのどちらでもなかった。 解説に体の中を風が吹き抜けていくような爽やかさをこれほど感じさせてくれる小説は滅多にない・・・ と書いてあったけれどほんとにそう 源太郎の考えはすごく深く素晴らしかった。 彼をそんな気持ちになるようにさせたお順という女性の描かれ方もまたいい 新しい形式で書き始め下書き保存しようとしたらすべて消えてしまいました 気を取り直して書き直し
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