カテゴリ:本
大切にしまっていたガウンでサンタクロースの3人目(3体目)を作った。
まだ、長靴の白い飾りもつけていないうちに、先週末突然来た次男夫婦がお持ち帰り。 写真もまだだったので、次男に撮って送ってもらった。 この緑のベロアのガウンは母のものでした。 最後の入院をしていたとき、手術直前、このガウン姿でタクシーに乗って 税務署まで質問に行ってきたという強い母 その強さにあやかろうと、次男が生まれたときに私も使用した。 それ以後ずっと大切にしまっていて、眺めるたび勇気をもらってきた。 少しも痛んでいなくて7人の小人風のサンタクロースになった。 次男夫婦にも大切にしてもらえるかな? 1人目の赤いサンタは孫たちの家の180cmの大きなツリーの横にちょこんと立っていて、 我が家には1人だけ残っている。 天に遊ぶ 吉村昭 見合いの席、美しくつつましい女性に男は魅せられた。ふたりの交際をあたたかく見守る周囲をよそに、男は彼女との結婚に踏みきれない胸中を語りはじめる。男は、独り暮らしの彼女の居宅に招かれたのだった。しかし、そこで彼が目撃したものは……(「同居」)。日常生活の劇的な一瞬を切り取ることで、 言葉には出来ない微妙な人間心理を浮き彫りにする、まさに名人芸の掌編小説21編。 吉村昭は長編小説ばかり読んできたけれど 彼は短編を書くことも好きだったのだという。 普通短編というと30枚くらいを言うらしいが これらはどれもわずか10枚くらい 「わずか10枚でも、短編小説として一応、人間の姿が書けたことが嬉しかった」 と、あとがきに書いている。 確かにどの短編にも人間の姿を思い浮かべることができ、長編にはない面白味がある。 「模倣郷」リービ英雄 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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