カテゴリ:本
2016年度の男女格差指数ランキングによると日本は144か国中111位だという。
まだまだ男社会の日本 昭和53年(1978年)発行と書かれているこの本は そんな男社会を逆手にとって しかも男たちを魅了しながら豪奢に悪を愉しんだ富小路公子の一生を描いている 悪女について 有吉佐和子 《自殺か、他殺か、虚飾の女王、謎の死》――醜聞(スキャンダル)にまみれて謎の死を遂げた美貌の女実業家富小路公子。彼女に関わった二十七人の男女へのインタビューで浮び上がってきたのは、騙された男たちにもそれと気付かれぬ、恐ろしくも奇想天外な女の悪の愉しみ方だった。男社会を逆手にとり、しかも女の魅力を完璧に発揮して男たちを翻弄しながら、豪奢に悪を愉しんだ女の一生を綴る長編小説。 27人の証言から浮かび上がるのは悪女か天女か というくらい人々のとらえ方が違う しかもほとんどの人が素晴らしい人だったという。 幼い頃から身の処し方に天才的な臭覚を持ち・・・ 違うのかもしれない彼女は自分を磨くためにはどちらが良いか素直に行動していただけかも。 貧しい母娘二人の生活から密かに悪事(と言っていいのかと思うほど巧妙に)を重ね 富を膨らませ自分の城を築いていく たくさんの男たちが彼女の魅力にひれ伏し虜になっていく でも最後は謎の死を遂げるのだがこの本の最後まで読んでも真相は闇の中 後は読者の想像にゆだねられたのか 先日ベットに入る時、読む本がなくて本棚から取り出して読んだ本 一時期大好きだった有吉佐和子、母も好きで回しながら読んだもの。 この本には母の字で日付が書かれているので母が買って回してくれたものでしょう。 有吉佐和子の本はどれも面白かったけれど2度目は楽しめるかしら??? 心配は杞憂で、一気に読んでしまいました。 ※先週土・日と雨で流れた孫の運動会 はてさて明日はどうでしょうか? 先週のように4時起きでお弁当は作ったけれど実施されず お弁当をもって息子宅でランチパーティー どうか明日はランチパーティーその2、となりませんように お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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