新着記事一覧 | 本を片手にポレポレ生活…札幌にて

図書館に本がない！

　本代が高い。しかもかさばる。　家の中は、あちこち本だらけ。　今までは、ほしい本は買うものと思っていたけれど、主婦になったので本当に欲しいもの以外は図書館を利用することにした。　イサムチャンのカードも使うと８冊借りられる。　私は、読む時間がたっぷりできたし、もともと早いので、すぐに読んでしまい早く新しいのを借りに行きたい。　けれどイサムチャンは忙しくて時間がない。更にワインを飲みながら読むのでゆっくりのんびりペース。今回も二週間で返すのに丁度で読み終わった。　私は、図書館に行ってから適当に選ぶのではなく、読みたい本を探しメモして行くのだが、なかなか目指す本がない。この間もリクエストカードを書き、今回も５冊分リクエストカードを書いてきた。　我市は、本も買えないほど貧しいのか？私とイサムチャンの好きな本が変わっているのか？　更に「本の配列が悪い」と、息子が文句を言っていたが本当にそう思う。　本屋ではないので貸す気がないのかなあ。ボランティアにでもなって配列を変えて借りやすくしたいくらいの気持ちになる。　自分の好きな作家だけではなくいろいろな本もちょこちょこ目を通していると駐車時間の一時間なんてあっという間。これも短すぎる。駐車時間はもっと長くして欲しい。　今度何か機会があったら市民の声としてぜひ書こう。今は、楽しみにしていた本が手に入らなくって怒りのモードになっているから手厳しいのです。　まだまだあった。今日は、図書館に行く前に税金を払ってきたのです。たくさん払わされているなあと思っているから余計に腹が立つのです。イラク派遣？(派兵？）など無駄なところにお金をかけないで、もう少し国民の知力を磨くほうに廻して欲しい。自衛官を一人を望まれてもいないイラクへ送るためにかかるお金でいったい何冊の本が買えるのだろう。誰か計算してみて欲しいなあ。　さて、夕食の支度の前に借りてきた本を、のんびり読みますか。草抜きは、明日の心じゃ！

国井しゅうめいしっとりコンサート

　歌声ってこんなに素敵だったのね！心が洗われたひとときでした。　お友達に誘われて行った「国井しゅうめいピアノ弾き歌いしっとりコンサート」は、サンドイッチとワインつきのコンサート。　ワインもおいしかったけれど、お友達の絵のお師匠さんである国井しゅうめいさんのしっとりと心に響く歌声に魅了されました。歌も絵もそして武道もなさるというしゅうめいさん。素晴らしい才能の持ち主なのですね　福本夢さんのコーナーでは、人の声に近いというたった二本の弦の胡弓の音色の奥深さを知りました。胡弓そのものも始めて具体物を目にしたのですが長い中国の歴史の中で磨き上げられてきた楽器なのだなあと感動。「蘇州夜曲」が一番好きでした。　国井さんの歌声は、私たちに馴染みの曲も多くゆったりしっとり聴くことができました。「千の風になって」というのは始めて耳にした歌でしたが歌詞が素晴らしく、お友達に今度の絵の教室のとき歌詞を教えてもらうようにお願いしてしまいました。誰かがＣＤにしている曲なのかもしれませんが。　主婦として三月、久し振りの夜の外出。　「二人だけの夕食は淋しかったよ。やっぱりお母さんがいないとね。」とイサムチャンは本当に淋しかったようです。少しはありがたさがわかったことでしょう。

草むしり十字軍

我が家は緑の木々と花に囲まれている。のはいいのだけれど、家の横と後ろは畑にするつもりができなくて、草が生い茂っていたのです。できるだけ見ないようにしていたのだけれど、もう我慢の限界。意を決して、庭作業用の服にエプロン、帽子に長靴、そして手術のときみたいな手袋をはめ、草に立ち向かいました。家の周りは犬走りの砂利なのにすっかりすぎな？に覆われている。でもこれはとても楽チン。抜けばすぐに取れるのだもの。その周りが大変。少しの砂利と土にしっかりと根を生やした芝の長くなったみたいなのがびっしり。初めは丁寧に石をどけて根から掘り起こしていたのだけれど、３０分たっても少ししか進まない。今回は根まではあきらめようとひたすら頑張った。道具箱から鎌と根を掘り出す道具を持ち出し、（我が家にこんないいものがあったなんて、見ていたけれど使ったことがなかった。私の仕事ではなかったので）もうしゃがんでいる元気もなくなり、どっかりと腰を下ろしてザクッザックと草を根の部分に近いところから刈っていった。国語の教科書にこんな場面があったよな。でもあれはおばさんではなかったけれど。ミミズが次々に出てくる。初めはギョッとしていたけれど、「早く土にもぐりなさい」なんて優しい言葉をかけながらひたすら草をむしりつづけた。大きなごみ袋が６っつもいっぱいになったころ、イサムチャンがあらわれた。やや！手伝ってくれるのか？と期待したが甘かった。「もう夕食の用意してよ。主婦なんだものそんなに一度にやらないで少しづつ楽しみながらしなさいよ。」だって。確かにそうだけれど、あんまり楽しい仕事ではないなあ。「二人でやったら楽しいと思うよ」と言おうとしてやめた。今まで何十年も私は手伝ったことがなかったのだもの。専業主婦になった今年くらいは自分でやってみよう。そして来年は、ちゃんと畑にしよう。何を植えようかな。私にも作れるものあるのかな。まだまだ途中だけれど今日はおしまい。と家に入った。服を着替えて居間に行くと「これ読んでごらん。」とイサムチャン。そこには、「日常生活動作によるエネルギー消費量」の表が載っていて、草むしりは一分間体重一キロにつき０．０５５２キロカロリー。６０ｋｇの人が２０分間続けた場合は、６６キロカロリーとかいてある。「えー散歩よりも少ないなんて許せない。」「いや今日は、散歩よりずっと頑張っていたよ。えらかったよ。人間やればできるもんだね」自分がお昼寝している間に頑張っていた妻を優しくいたわってくれた。草むしり十字軍と言うくらいだから辛いことを絶えてがんばったのだなあと私も自分を慰めた。でも、まだまだ草はある。そしてきっと今取った所だってすぐに生えてくるのだろう。せめて楽しく草むしりをする方法があったら教えてほしいなあ。イサムチャン次は「僕も手伝おう」て言ってくれないかなあ。今日は体が重い。

座頭市！？

映画代好きな我が家。土曜の夜はDVDの鑑賞をすることが多い。DVDはプレステなので息子が映写技師となる。ホームシアターの設備も息子の希望以上のものをサンタさんがプレゼントしてくれたので音響効果もそれなりによい。さて昨夜は、息子が借りてきた、と言う。題名は教えてくれない。今までにも何度もこういうことはあったけれど、いつも中々よろしいものなので、期待して夕食の片付けを済ませ、いつものソファに座った。するとタイトルを見て、私は自室に引き上げた。それは「座頭市」だったのだ。たいていのものは観ることができるのだがこれはだめ、体が受けつけない。「お母さんはわがままなんだから。」と言われても観たくないものを我慢してみる必要もない。イサムチャンも嫌いなはずなのに最後まで見て「現代風にアレンジされていて中々面白かったよ。」とのこと。でも、観なかったことを後悔はしていない。自室で読んでいた本が、面白かったし。

ニドムの花嫁

イサムチャンとニドムに行ってきた。新緑が鬱蒼と茂る森の中のホテル。今日は、何と三人もの花嫁に会った。勿論花婿もいたけれど目はやはり花嫁に行ってしまう。イサムチャンも同じらしく（当たり前か）、一人一人にぶつぶつとコメントしている。「私のほうが可愛い花嫁さんだったよね。」「そうだ。もちろん！代わってやれば。」だって。石造りの趣のアルチャペル。花々に囲まれた緑の上の披露宴会場。「きっとこのロッジに泊まるんだね。」川に面したロッジには、ブーケやワインなどの準備中だったのだ。橋のたもとで写真撮影をする花嫁とすれ違ったとき、つい拍手してしまった。すると花嫁さんがにっこりと笑ってくれた。「さっきはすごくきつそうな顔していたのに笑うと可愛かったね。」「あんたはいっつも笑っていたよ。」そうだった。結婚式のとき、あまり笑う私は、母に「もう少し下を向いて恥ずかしそうにしているものよ。」としかられたことを思い出した。あの日からから３２年が過ぎている。有り難うイサムチャン。相変わらず私は心からの笑顔で思いっきり笑える毎日です。

心の風邪

心の風邪にかかってもう何年なのだろう。風邪というのは普通三日くらいで治るものなのに。それでも私の風邪は軽い風邪。クリニックにいっても皆ほど辛くはないし、どんどん元気になってきている自分を感じることができる。オルゴールの音、音楽、救急車の音、パトカーの音・・・いろいろな音におびえ、眠れなかった自分が変わってきている。薬が変わったこともあるけれど、それ以上に内面の変化を感じることができる。仕事を辞め、家で緑に囲まれ花に囲まれ、のんびり暮らし始めたせいなのだろう。主婦は、確かに忙しいけれどフルタイムで働き、さらに仕事を持ち帰っていた三月までの自分は、やはり普通ではなかったと思う。家族にも辛い思いをさせていたのだろうとはんせいする。今は、すごく自然。優しくなれる気がしている。

主婦ってなに？

３月に３０年勤めていた仕事を辞めて、主婦になりました。したいことが山ほどあって、ラララと鼻歌歌いながら主婦業開始の予定でした。でも、実際は、朝早くから息子のお弁当を作り（これが中々時間がかかる。心をたっぷりとこめているので、前の晩から献立をかき用意しているのですが・・・）、朝食を作り、３人で食べ、息子を送り、イサムチャンの出勤の準備を手伝い、「いってらっしゃい。」と車を送り出し、大慌てでごみを出し、庭の草木に水をやり、花の枯れたのをつみ、鳥の餌台にりんごやお米を置き、洗濯物を干して、今度は室内の植木に水をやり、お掃除をしてやっと新聞が読める。あっという間に時間がたち昼になるのです。午後からは、イサムチャンに頼まれた仕事をし、家庭の用事をし、気がつくともう夕食の準備なのです。本は、ちょこちょこ読めるけれど、パッチワークは、ちょっぴりしか進まず、こんなんでいいのかなー？３月までは、ハードな仕事をこなしながら家事もそこそこやっていたつもりなのに・・・