●概要
キヤノンは、最先端のキーデバイスを搭載し、基本性能のさらなる向上を実現した高性能なデジタル一眼レフカメラ“EOS 50D”を9月下旬に発売する。
新製品“EOS 50D”は、新たに自社開発した約1510万画素CMOSセンサー(APS-Cサイズ)と新設計の高性能映像エンジン「DIGIC 4」という2つの先進的なキーデバイスを搭載し、さらなる高画質と高速画像処理とを実現したミドルクラスのデジタル一眼レフカメラである。高い解像度と豊かな階調性をさらに進化させるとともに、低ノイズ化を図ることで高感度撮影も可能にしている。常用設定できるISO感度を100から3200で確保するとともに、拡張設定にISO6400、12800を用意することで、幅広い撮像領域に対応する先進のデジタル一眼レフカメラに仕上げた。また、高速データ転送を可能にしたCFカードの新規格CFA 4.1 UDMA Modeに対応し、高解像度化を図りながらも、約6.3コマ/秒で約90枚の連続撮影が可能な高速連写性能を実現している。
液晶保護カバーに反射や汚れを防止するマルチコートを施した約92万ドット、上下左右とも視野角160°の3.0型大型クリアビュー液晶は、優れた発色性と色再現性で自然な画像表示を実現し、日中の屋外での視認性を大幅に向上させている。フェイスキャッチテクノロジーの導入によりAF機能を強化したライブビュー撮影機能と合わせて、使い勝手をさらに向上させている。
また、全点で高精度なクロス測距を行う9点測距AF、ガラスペンタプリズム採用の倍率約0.95倍高性能ファインダーなどカメラとしての高い基本性能を備えているほか、画像の暗い部分を検知し自動的に明るさやコントラストを補正する「オートライティングオプティマイザ」をRAW画像にも対応させるなど、機能面のさらなる進化を図っている。また、背面液晶を見ながらスムーズな操作で主要な撮影機能を設定することができる「クイック設定画面」や、絞りや露出などの専門用語を意識せずに撮影者のイメージに応じた写真撮影を可能にする「クリエイティブ全自動モード」などの便利な機能も備えている。そのほか、セルフクリーニングセンサーユニットにフッ素コート加工を施しゴミの付着を抑えたセンサーダスト対策「EOS Integrated Cleaning System(イオス インテグレイテッド クリーニングシステム)」や、約10万回の作動耐久性能を持つシャッターユニット、高い剛性を備えたマグネシウム合金製ボディの採用などにより、高い信頼性を確保している。
なお、“EOS 50D”は、手ブレ補正を搭載し、幅広い焦点距離を1本でカバーする同時発表の高倍率ズームレンズ“EF-S18-200mm F3.5-5.6 IS”をはじめ、60種類以上のEFレンズがすべて使用できる。
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