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カテゴリ:時事
日常使わざるを得ないだけに、エレベータの動作不良は恐い話です。
シンドラー社、国際的には業界大手の大企業のはずなのに、危機管理が信じられないくらい下手ですね。 例によって、出勤時か何かを狙って外国人社長に何台ものカメラがくらいつき、レポーターたちがマイクを向ける映像が昨日昼頃TVで流れました。 それはそれでメディアハラスメントだと思う一方、その後責任者らしい日本人男性がメモ棒読みで公式コメントを発表している映像も流れて、その内容は「うちの会社は悪くないもんね」というのをオブラートにごく軽くくるんだような感じでびっくり。 自社製品に絶対の自信があったとしても、そのエレベータで人死にが出てしまった以上、「早急に原因調査を行い、同型機も全て点検します。」位のことは、社長が出てきて言うのが相場なような気がしました。 ここまでの経緯を見ると、国内ではそもそもシェアは小さい上に外資ですし、今後一般的にいちばんありそうなシナリオは、スイス本社からお叱りの後、事実上の日本撤退及び全員解雇、ですかね。 身近な知り合いたちから聞く限り、会社にはよるものの、外資って見切りが早いですから。 で、朝日の記事に話を戻すと、結局製造会社じゃなくて自治体主導で、全国の同型機はもちろん同社製エレベータの設置場所を全て割り出して点検する、というのが内容です。 信用もあり業界大手らしいメーカーとしてこの対応はどうよ、と思う一方、別途個人的なつっこみどころは以下の記事の抜粋部分です。個々のエレベータの故障内容情報まで役所が統合管理しろってことらしいですが、やれ小さい政府だ人を減らせといいつつ、何かあれば役所が役所が、と何でもかんでも書くのは安易すぎませんか。 --------- 事故エレベーターと同型所在地を公表 国交省が緊急調査 2006年06月07日20時22分 [前略] 建築基準法は、建物のエレベーターの所有者や管理者に、定期検査と特定行政庁への報告を義務づける。だが、特定行政庁が、定期報告で寄せられたトラブルや事故の情報を、政府や業界団体に連絡する仕組みはなく、対応は業者任せが実情だった。 --------- お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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