郵便猫のダイジェスト版を読み物リンクに追加しました。ついてる画像が何ともいえない可愛さです。

私も昔一度だけ、親がマンション管理人をしている知り合いから押し付けられた猫と同居したことがあります。

拾ってきたのは親なのに、外への猫ドアも餌･水の皿もトイレもなぜか私の部屋に設置され、ついには慣れた猫が私のベッド上の一部領有権まで主張するに至って、なしくずしに私の猫になってしまいました。

それまで、猫好きだった祖母が田舎で外飼いして手を出せばひっかくようなたくましい猫しか知らなかった私には、二～三歳ばかりにみえるこの雑種の捨て猫はまるで別種の生きものでした。

俗に「カリカリ」と呼ばれる乾燥餌以外を与えると腹を下し、なにをされても爪を立てることを知らず、まるで動くぬいぐるみのようです。当初は毛皮も爪もぼろぼろでおびえきっており、自宅の中で放すとまっすぐベッドの下に隠れ、仕方がないので餌皿もベッドの下においたらそのまま全く出てきません。

しかも時間が経つにつれ大小たれ流しているのが臭いでわかり、かわいそうでしたがベッドを動かして捕獲し、掃除を済ませて隠れる隙間をふさぎ、結局お互い同居してうまくやっていけるようになるまで二ヶ月以上を要しました。

この雑種猫、当初なかなか人慣れしないのはチンチラの血が濃いせいかと思ったら、うちにいる間に徐々に他人にも愛想が良くなりました。

おそらくかなり小さいうちに親猫から離し、マンション内だけで一匹飼いし、他猫どころか飼い主以外の人間にもほとんど会わない暮らしをしていたのでしょう。

一人で生きていくこともできないそんな猫に育てておいて、引越し時に外に放して置いてきぼりを食わせた飼い主は鬼です。



[参考: 子猫画像の掲示板と、YouTubeの猫動画つき]

郵便猫ダイジェスト　　http://www.geocities.jp/neko_digest/　　

こねこねこねこ　　http://users72.psychedance.com/up/u2/read.php?q=130&s=4&p=1


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