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カテゴリ:時事
小さな子供三人が亡くなった昨日の事故、葬儀が今日だそうですね。非常に悲しいニュースでした。
子供達に加えてその両親も運転していた若者の人生も、一気に狂わせた飲酒事故、飲んだらハンドル握ってはいけません。 だいぶ昔になりますが、大学生で中免を取ったら、当時のバイク仲間からは、メットの紐は確実に止め、上着は夏でも長袖にライディングブーツが基本、という厳しいしつけを受け、未だにほぼ守っています。大学生といいつつ夜間だったので生活費は自分で稼いでいる仕事持ちばかりで、周囲は歳のわりに「まっとうな大人」が多かったです。 当時のある日の夕方誰かの誕生日祝いが学生会館であり、軽くひっかけたあと、飲酒運転はもっての他なので、単車乗りは皆で四~五時間だべって醒ましてから解散しました。 もともとたいして飲んではおらず、既にその時には検問でひっかかるほども残っていなかったと思いますが、乗ってて恐かったのが、明らかにブレーキが遅れることでした。ただでさえ単車は車よりもブレーキの利きが悪いので、さらに反応が遅いとなると前の車が急ブレーキを踏めば確実に突っこみます。真夜中の車もまばらな目黒通り、こってり車間を開けて信号は黄色で止まる位のつもりでほんとうに気をつけて帰宅しました。 恐らく、もっとアルコールが残っていれば、ブレーキが遅れていることさえ自分で気がつかなくなるのだと思います。それ以後、宿を確保してある泊まりでない限り、バイクで出たときは決して飲みません。 車の場合でも、一度飲んだ後にゲームセンターのレーシングものでも試せば、どれだけ恐いことになるか実感できるんじゃないでしょうか。 また、飲酒だけでなくて、睡眠不足も人体に与える影響は思いの他大きいです。 夜間の学部生だった頃、毎週土曜は実験日でした。例えば、数週かけてナイロン66を合成して紐状に引っ張ったりするんですが、一連の実験が終わると、翌週の実験日までに数週間分の実験結果をレポートにまとめて提出しなければなりません。 夜間部で、わざわざこんな面倒なことをやる専攻に来る奴らは、皆実験大好き人間なので、勢いレポートにも力が入ります。 皆、昼間は仕事をしていて忙しいので、レポート提出前日の金曜の夜に皆突貫工事で仕上げるため確実に寝てないので、気晴らしに朝の三時や四時に「いま何枚目?」などと馬鹿な電話をかけあうのも楽しかったものです。 で、そんなこんなで貫徹した後の土曜日。レポートを提出すると、今度は次の新しい実験を始めますが、こういう日は非常に事故が多くなります。 幸い医務室行くような怪我人が出たことはありませんが、ガラス器具類の被害はかなり甚大でした。寝不足で手元がぶれているので、テーブルに置こうと思ったフラスコがテーブルの角に当たって割れるし、ビーカーを洗っていてシンクのフチにぶつけて割ったりと、数分に一度、ガシャン、という破壊音が響く実験室の中で、寝てないときは細かい作業をしちゃいけないと腹の底から理解しました。 気の毒だったのが、物品管理している助手さんで、特に高額なメスシリンダーやら大きな茄子型フラスコがいくつもやられるとだんだん顔色が悪くなってきます。 ただし、学生はわざとやっているのではなく、昼仕事しててきつくても実験好きだから来ている、ということを助手さんもよくわかっているので、彼が器具破壊について学生を怒ることは一度もありませんでした。 この他研究室に入ってからも、作ったセラミックスをプレパラートに作る際、手元が狂ってスライドガラスをざっくり指に刺したのも貫徹明けの朝でした。以外に寝不足も恐いものです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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