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カテゴリ:日々の雑事
壊れるシリーズ、PC復旧で終わりかなと思ったのですが、そうでもないようで、今度は成果が出せるはずたった商談がbreak upしました。
私は今体調の問題もあって研究部門に在籍しており、持っているスキルが比較的特殊なので、一人親方的に仕事をしています。基礎理論重視の上司に育てられたので、私自身も実は基礎のない実用研究はやるつもりがないのですが、近年実務直結の研究をしろとかなりやかましく言われるようになり、たまたまちょうどいいネタもあったのでここ数ヶ月は実務系に近い仕事をしていました。 利用制限のない一般的なデータを使って研究の有用性を証明する内容で先日学会発表をしたのですが、その先は現場から実務データの提供を受け、その現場で実用化しても問題がないことを確認する作業を済ませて実用化、という段取りでした。ところが、研究の適用対象の、別組織の現場の部局がデータの出し惜しみをしました。 必要なデータを出してもらえず、こちらも仕事が進まず困るので、私の上司たちも巻き込んでここ半月ばかりいろいろ動いてみたのですが、こちらが実用化実績を取りたい足元を見て仕事を自分たちに有利に進めたかったのか、立場が上なことを笠に着た横暴ぶりが目に余り、先日とうとうこの仕事を中断する方向に舵を切ることに決めました。 ほぼ確実に結果が出ることがわかっている仕事なので、先に進めるために奔走していたときはかなり頭に来ていたのですが、だんだん落ち着いてくると、今がこの仕事から足を抜くいい機会だということに気づいたのです。 デッドラインが決まっているのに相手の都合で仕事が遅れているので、このまま進めるなら年内突貫工事になります。どう考えてもこの相手と楽しく仕事ができそうにはないし、その仕事の私的に一番面白いところはもう終わっちゃったし、このところ気温差が激しくて体調面での不安は大きいし、実は他にやりたい理論系の案件を抱えていたりします。 一方で、相手方は、仕事をするのはこちらの勝手、データ欲しいならこちらで面倒な申請手続きを踏め、結果はすべて提出し、外部で研究発表する場合はすべて許可をとれ、という俺様スタンスだったので、私は相手方からの業務依頼ももらえず、何らかのフィードバックの義務が発生するデータ提供も受けていないため、結果的にこちら側の一存で中止を決めても相手は文句は言えないのです。 極力風波は立たぬよう、相手方には何も言わずに、内部了解だけ取ってこっそり別の仕事を始める予定です。 もめた時点で上司たちを巻き込んだので、もったいないけどこれじゃあしょうがないよね、という空気はできてるし、客観的には私がかわいそうなことになってるように見えるので、このまま向こう半年くらい基礎研究しても見逃してもらえそうで、結果的にかなり幸運な気がします。 問題の案件も、メリットはあってもデメリットのないいい手法だし、汎用的な方法論の整備を終えて別に私でなくても実用化できるところまで落とし込んであるので、一年か二年後、相手方の担当者が変わったところで誰かが持ち込めば、すんなり実用化できると思うんですよね。誰か後の人にがんばってもらうことにします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010.09.29 23:45:58
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