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カテゴリ:体調管理
私は今研究部門にいます。比較的高学歴な理数系を集めてはいますが、研究職として採用されてるわけではないし、本当に優秀な人材は優先的に現場に配置されるので、うちのような間接部門にくる人の多くは私のような病人だったり子育て中だったり現場に配置できないような困った人だったり、わりとカオスな職場です。
私はあまり数学が得意ではないのですが担当業務がばりばり数理系の特殊な分野で、上司も担当を嫌がるし同僚たちも私と一緒に仕事するのは嫌みたいだ、と思うことがたまにあります。 一度数学科院卒を後任にしろと別の業務と併任であてがわれ、何度か仕事を渡そうとしてみたのですが、彼は結局私の方の仕事は一度もやってくれませんでした。苦労が多いわりに結果が出にくいし、数学が専門の彼の方ができて当然と周囲からは思われる分野な一方、私もできないなりに時間をかけて基礎を積み上げてるので比較優位があまりないのが辛かったのだと思います。 仕事以外では彼を含めて皆普通に付き合ってくれるので、私自身が嫌われているわけではなくてきっと担当業務のせいです、というかそう思いたいです。(^^;) そんな職場で、最近「国外の学会に一緒に出よう運動」を展開し、二人ほど見込みのありそうな同僚に声をかけてみたのですが、準備の手伝いまで申し出たのにもののみごとに総スカンを食い、正直だいぶへこみました。 結局のところどうも、読み書きできてもしゃべるのは嫌とか、なんでわざわざ横文字のところにいかなきゃいけないのかわけわからないとかいうことらしいです。 団体会員になってる学会に、研究部門から発表者が出なくてどうするんだ、と私としては思うのですが、まあでも、そう思うのなら人をあてにせずに自分一人で出ようと腹をくくり、今日主治医に会いに行きました。 休職を余儀なくされた病気をまだ引きずっており、長時間座ったままというのがとても辛いし悪化要因なので、長距離の国際線のフライトというはかなり怖いことなのです。 やめろといわれればあきらめるつもりだったのですが、これまでずっととにかく無理せずたくさん休養をと耳にたこができるほど繰り返していた主治医は意外にも「試してみれば?」と言ってくれました。 ということで、今夏はたぶんとても久しぶりにヨーロッパ便に乗ることになります。 許可が出たのも嬉しかったのですが、なんだか職場で四面楚歌な気分だったとき、最近私についた新人くんにまったく期待はせずにふと「共同研究者にするからもし直前で行かれなくなったら代わりに発表してもらってもいい?」と聞いてみたら、「どうしてもというならやりますよ」という予想外な答えが返ってきたのが今日一番嬉しかったことです。 あまり前向きな回答ではないですが、でも私の担当ネタは、日本語でのプレゼンさえ私の一つ上のランクの上司たちを含めて同じことを聞いても確実に全員に即答で断られるようなしろものです。長らく実質的には一人で仕事してきたのですが、もしかするとようやく誰かと一緒に仕事できるかもしれない可能性も出てきました。 ともあれ、できないからやらない、というのは単なる言い訳で、やらないとできるようにはならないんです。でも、そんなことを言うから嫌われるんでしょうね・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011.02.09 23:31:03
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