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カテゴリ:学業
たまには、めったに書かない学業ネタを。
過労から長らく体調を崩し、休職と同時に進学して間もなかった夜間の大学院も休学したのですが、博士課程なので可能な休学期間は三年間。復職の頃に休学期間も使い切ったのですが、短時間勤務でも這いずる様に出勤していたような状況で、仕方がないので書類上復学して留年し続けていました。ただし、留年の期限も三年です。 そろそろ後もなくなってきたし、時間をかけてようやく体も復調しつつはあるので、実質的な復学をしたのがこの秋のことです。 進学時には実証研究系のテーマを設定していたのですが、もうとても調査をかけている時間も体力もないので、指導教官と相談の結果テーマを替え、研究計画の審査を受けなおすことになりました。 ところで、休んでいる間に校舎は移転し、何を入れたかも覚えていない私のロッカーの中身はどうやら廃棄されたようで、学内もどこになにがあるのかまったくわからなくなっていました。学年暦や講義の開講情報などが提示されている学内イントラに入ることもできず、学内で見かける学生も知らない顔ばかり。(^^;) 浦島太郎状態から、様々な学内インフラをある程度利用できようになるまでに、一か月以上費やしたのですが、ちょうどそういう状況の頃に審査会がありました。 手続きものも勝手がわからないので、事前に窓口に確認し、提出物は早めに済ませ、念を入れて発表当日も自分の本番二時間以上前に登校して人の発表を聞いて要領を確認しておくことにしたのですが、後からこれが幸いしました。 プレゼンでプロジェクタにつなぐPCは、学生が各自持ち込まねばならず、そのことが発表要領に一言も書いてなかったのです。私の自宅PCはデスクトップだったので、プレゼン資料はUSBメモリで持ってきていました。 あわてて専攻の事務室へ借りに行ったら、まさかの貸し出し拒否に会ってしまい、どうしようもないので通りすがりの顔見知りの教官にPC貸してくれと泣きついてみたら、事務室じゃなくて教務課が貸してくれるはずだと教えてくれた上、よほど私が困った顔をしていたらしく、わざわざ借り出しと動作確認まで付き合ってくれました。 結局のところ事なきを得たのですが、登校が自分の審査直前であれば完全にアウトだったと思います。これが私がVaioのZという散財をした理由で、今そのPCは新しくゲットした学内ロッカーに常備しています。 それから数ヶ月が過ぎ、先日は三学期の審査会がありました。私はまだ次のステージにいかれないので登録しなかったのですが、同じ研究室の人がちょうど私がこの先受ける予定のステージの審査だったので、準備の参考にと審査会を聞きに行きました。 本番10分前に会場の教室に入ると、まさかのPCトラブルでスライドが表示できません。あわてている発表者に声をかけ、別の階に置いてあった自分のPCを取りに行っている間に、会場にいた教官の一人がたまたま持っていたものを貸してくれて無事審査は受けられたのですが、たぶんその影響なのか、門外漢の私が聞いても発表の出来はあまりよろしくはなく、本来研究の主題から外れるのではねなければならない提案をうっかり呑んで「これからやります」と答えてしまったのが致命傷となり、審査に通らなかったそうです。 ひとごとではないホラーな話です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011.03.12 15:51:27
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