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カテゴリ:暇を持て余した日
「幸せってのは不幸の上になりたってんだよ」 この前、僕の高校の友達がそう言ってました。 授業が退屈で苦痛で、へたれていた彼は、ふとそう零したんです。 「こういう詰まんなさが何もなかったら、幸せな時に幸せじゃなくなるんだよな」 僕の学校は、まぁレベル的には低いところです。 それでも馬鹿校と侮る無かれ。在校生はかなりカッコいい連中ばっかりで、彼らと会えただけでも僕はあの学校を選んで正解だったなと思ってます。 『不幸の上に成り立つ幸せ』ってのは、よく聞いたことあるような安い文句です。 でも友人の口から直に聴くとまた違って、なんか妙に感動してしまいました。それを口に出して平然と言えるってところが凄いんだと思います。 辛いことがあるから、楽しいときがより楽しく思える。 悲しいことがあるから、嬉しい時に嬉しいと思える。 皮肉なもんですね。絶対に避けたいものと、絶対に手に入れたいものがセットだなんて。 なんて、どこにでも転がっているような安い文句について、ぼんやりと考えを巡らせてる僕も僕ですが。 ◇ 皆さん、幸せですか? 幸せだと言える人は、想像して下さい。心を真っ暗にしながら。 いつかその幸せが壊れた日のことを。 幸せだと言えない人は、想像して下さい。心を叩き壊す勢いで。 一生その状態が、もしくは今よりも悪い状況が続くことを。 なんてこと言うんだと思いました? すみません。 でも良かったですね、ただの想像で。現実じゃなくて。 幸福に気付くためには不幸になるしかないのですから、急がば回れ、です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007/07/01 12:11:50 AM
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