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気仙沼市の幼稚園では1人の卒園児の行方がまだわからない中で
卒園式が行われたそうです。 さっちも先日卒園児を送り出したばかりです。 1人1人に保育園生活で撮った写真を卒園式で渡しています。 手作りアルバム製作は帰宅してからの過酷な作業だけれども 「卒園アルバムを見て自殺を思いとどまった子がいる」と先輩から聞いて 何もできない、してあげられないけど、せめて。。。と、心をこめて作ります。 でも今年ばかりは「これが何になるの?」と手が止まり。自問自答しながらの作業でした。 アルバムの最後に2010年の10大ニュースと以下の文章に 考えている子どもたちの写真を添えて載せました。 そのことで卒園児の保護者様方が、謝恩会で自分の思いや意見を話して下さいました。 瓦礫の中から波間から拾いだしたひとかけらの思い出が 私たちの大きな共通の道しるべとなり得ることを、さっちは信じていきます。 どんぐりころころ(3番と4番は2010年度○○○組作詞) どんぐりころころ どんぶりこ おいけにはまって さあたいへん どじょうがでてきて こんにちは ぼっちゃんいっしょに あそびましょう どんぐりころころ よろこんで しばらくいっしょに あそんだが やっぱりおやまが こいしいと ないてはどじょうを こまらせた そのときあらしが やってきて どじょうとどんぐり びっくりこ たいふうあめかぜ ふかれて ふたりでおやまに かえったとさ やまからいけまで とんねるを ほったらいつでも あえるよね ○○○ぐみさんが かんがえて ふたりのしあわせ まもられた 【おおきくなってからよんでね】↓ 年が明けてのことで、10大ニュースには入っていませんが・・・ 先生がこのアルバムを作っている頃、 日本でとても大きな地震と津波と原発事故がありました。 たくさんの人が亡くなって、まだ救助されていない人もいる中で、 皆の可愛い写真に触れていました。 作りながらつくづく思ったことです。 いつ何が起こるかわからない世の中、精一杯生きること、 それから人との縁を大切にすることが、どんなに大切かということ。 昔の人も今の人も、有事には肩を寄せ合い 同じ光景を紡ぎだすことを、思い知らされました。 日本は地震が多いとはいえ、未曾有の大災害に、 皆のお父さんお母さんおじいちゃんおばあちゃんたちは、 どんなにか心を痛められたことでしょう。 何か行動を起こされていたかもしれません。 今しばらく復興に時間がかかることと思います。 でも、きっと前を向いて皆で支え合って、 (この子たちにどんな未来をつないでいくか)最良のことを考えて進んでいきます。 どうか、安心して育ってください。 そして、いつかこの頃のことを、お家の人たちに聞いてみて下さい。 ○○○組さんたちが この「どんぐりころころ」の歌を作った時、 「そうしたら家族と会えないよ」という意見が出て、トンネルを考えだしたね。 穴掘り名人の皆も、山から池までトンネルを掘るのは大変難しいです。 体力も根気も資金も技術もいります。 勉強することや仲間を作っていくことは、自分のためでも人のためでもあります。 可愛く首を傾げた皆。 形ある物はいつかなくなるけれども、 見たこと聞いたこと感じたこと全てがあなたの内なる力になっていくことを願います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年04月03日 16時30分49秒
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