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テーマ:韓国!(17288)
カテゴリ:◆韓国の人々◆
私が日本人だとわかると70代以上の
おじいさん、おばあさん方は日本語で話しかけてくださる。 幸せなことに今まで会った方々は日本語が懐かしいと とても好意的に接してくださるのでありがたい。 60年近く使ってなかった日本語を話すのは 難しいのだとおっしゃりながらも 本当に流暢な日本語には驚きもあり 言葉を強制するという日本のやったことを思うと ちょっぴり胸がきゅーっとなったり... 毎週木曜日ごとに顔を出している集まりに 79歳のおじいさんと 73歳のおばあさんがいらっしゃる。 毎週顔をあわせるたびに日本語で話しかけられ 周囲の人の「なんて言ってるの???」的な表情を尻目に 日本語で話している。 おじいさんは日本語の先生をしてらっしゃったそうで 今は日本語の文法の本を出版することを目標に 日本語をライフワークとなさっている とっても勉強熱心な方だ。 いつも集まりが終わるやいなや 「○○(私の本名)さん!ちょっとお時間よろしいですか?」 と呼び出され、 几帳面な字で書かれた紙をもってこられては 「これは正しいでしょうか?こうとも言えますね?」とか 「この文章は自然ですか?」だとか 新聞のひとこと日本語コーナー(若者同士のくだけた会話が多い)の 切り抜きをもってこられて 「これは辞書にのっていないんですけど、どういう意味でしょうか?」 とか質問攻めに会う。 このお歳でこの勉強熱心さには感動してしまう。 小学校のときに亡くなったが 幼い頃からいろんなことを教えてくれた 自分の祖父と似た感じで ちょっと懐かしい気持ちにもなって 擬似じいちゃん孝行してる気にもなる。 孫の歳ほどの私にひじょーに丁寧な日本語を使われるので こちらもとってもかしこまってしまうが.. 今回は背表紙がはがれてぼろぼろの辞書持参で 来週までに見ておいてくださいと 1枚の紙と共に渡された。 どれだけ辞書をひき勉強すれば 辞書がこんなになるのだろう... 中は小さな字で書き込みがたくさんされている。 私の生まれる前に出版された辞書だった.. 30年以上も使いこまれたことになる。 ちょうどうちにある辞書と同じ辞書だった。 7年前のものだが 見出し語や例文が多少違っているようだし 私は今となってはPCのおかげで辞書をひくことも ほとんどないのでこれを差し上げようかと 思っている。 使い慣れた辞書が一番だろうけど 言葉は常に生き物なのでご参考にお使いください ...ということで 自分が70歳、80歳になっても これだけ一生懸命になれることあるんだろうか? 周囲の方に恵まれ、 いろいろな方からいろいろなことを学ばせていただいています。 *今回の宿題* 「って」 絶対に(二度と)そうするものかという主体の気持を表す。 例) だれが行くかって/あんな店でなんか買うかって この場合で 行かないかって/買わないかって のように否定形で使う場合があるのか? あるとすれば例文を作って ということだったんですけど この場合は否定形では使えないですよね? 日本語教えてらっしゃる皆様、どう説明されますか? 行くかって、(いや行かない) という反問の形だと理解すればいいのかしら? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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