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とっち家の韓国ごはん

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2007.06.28
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テーマ:韓国!(17286)
カテゴリ:◆日記◆
このブログを初めて1000日になりました。

テーマは何にしようかと迷っていたところ
本棚の整理をしていたら
学生のときに書いた文章が出てきましたので
1000日記念にそれを載せることにします。

大学の広報誌に載った(強制的に書かされた)ものです。

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平成7年3月5日から18日までの2週間、特設自由科目として
韓国ソウル大学校語学研修所での朝鮮語研修に12名が参加した。

ソウル大学は韓国では最高のレベルを誇る大学で、山を切り開いて
作られた豊かな自然環境の中にある。

冬の寒さがまだ厳しいソウルでの2週間は終わってみると短い期間
だったが、得たものは決して語学力だけではなかった。

この研修に参加するまでには2年間朝鮮語を学んできた。
最初の1年間は、第2外国語として、ハングルを覚えて、
文法を学び、例文を暗記した。
2年目は外書購読でさまざまなジャンルの韓国、北朝鮮の
文献を数多くこなした。

しかし、今回の研修では実用中心だったといえる。
現地での生活自体も韓国語の勉強になる。
着いた当日は、移動のバスの中から見えるハングルの看板をひたすら読んだ。
日本語と似た発音も多いので、口に出してみて意味がわかる言葉もある。
しかし、ほとんど話したことも聞いたこともない生きた韓国語と
一日中2週間接するわけだが、基本的な語や言い回しさえ
自分が知らないということを知った。
加えて、文字を見て口に出してみて意味がわかるのでは時間がかかる。
相手が話すのを聞き取るにも単語をひろうのがやっと。
文字を見てなら分かる言葉も口から発せられるとまた別。
こちらの言うことは発音が悪くなかなか通じない。
こんな状態で現地に来て良かったのだろうか。

そんな私たちを語学研究所の先生方は根気よく丁寧に指導してくださり、
1日4時間の授業は大変充実したもので、語学だけでなく韓国食文化を知る
機会として教室で先生方が韓国の家庭料理をご馳走してくださったり、
一緒にプルコギを作ったりもした。

また2日に1度はソウル大学の学生がソウル大学内や市内を案内してくれ、
地下鉄の乗り方や買い物の仕方など生活に必要なこと、現在の韓国の流行や
大学生の生活なども彼らから学んだ。

私たちに接してくれる皆が親切で友好的だった。
韓国にいて一番感じたのは、日本と韓国との関わりについてである。
韓国では若い人でも日本語を話せる人、学んでいるという人、これから
学びたいと思っている人はかなりいる。
また、書店には日本に関する本のコーナーがあり、その数も多く、
韓国人の日本に対する関心が高いことがうかがえる。

「過去の不幸な出来事は忘れて若い人たちが日本と韓国の新しい関係を
つくっていけばいい」

高校で習っただけだと言う日本語で韓国語も交えながら一生懸命にこう
語ってくれた人がいた。しかし、忘れる以前に日本人は「不幸な出来事」
について知らないことが多い。無意識のうちに避けてしまっているようにも
思える。

「日本に帰ったら日本の人に私の言ったことを話してください」
そう言った彼の言葉を思い出しては、韓国と日本の「新しい関係」
を築くために、韓国に行った自分には何ができるのだろうかと
問うてみるが答えは出ない。こうしてただ彼の言葉をそのまま伝える
だけである。

この研修に参加して、そのような話ができる手段としての韓国語と
韓国理解の必要性を強く感じ、またこれから私たちが考えていくべき
課題を与えられた。

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読み返してみるとほんといやいや書いたのがみえみえだし
深く考えずに書いた稚拙な文章で恥ずかしい...失敗

このときはまさか自分が韓国に住むことになろうとは
思ってもみなかったけど
結局今ここにいるってことはこうなる運命だったのでしょうね。










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Last updated  2007.06.29 00:25:28
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