とっち家の韓国ごはん

今年から小中学校は５月の始めの週が１週間ほど休みになる。
今年は５月４日から１２日まで
祝日や土日あわせて９日間の休みとなる。

もともと休日のこどもの日やら
先生の日やら運動会の次の日やらなんやらを
土日とくっつけて３、４日くらい連休にして
それを「ヒョド　パンハク（孝道放学＝‘孝行休暇’の意味）」と
言っていたのだけれど
はっきり言って学校に行ってもらったほうが
親孝行というものだ。

それを今年からは
家族の月でもあり（こどもの日、両親の日があるため）
季節のいい５月のこの時期に家族間の親睦を深め、
家庭での体験学習の機会をなんたらかんたら....
という理由で１週間の休みにしたらしいのだけれど
そんなことして喜ぶのは子供たちと小中学校の先生だけでは！？

学校以外
働いている人は休みになるわけでもなく
その時期にあわせて休暇がとれれば問題ないけれど
そうでない家庭の子たちはどうしろと？？

先週は学校からプリントをもらってきて
この期間、登校させたいという家庭は希望を出せという。
コンジュはオンマがいないんだったら学校に行きたいと言うし
とりあえず先生に
「学校に来た子達は何をするんですか？」と聞くと
図書室に集めて本を読ませたり、自主自習をさせたりすることに
なると思いますという。

は？？？
何のプログラムも対策もなく
そんな計画してるんですか？？？
給食ももちろんなし。

結局全校でも登校を希望している生徒は
２０人ほどしかいないというし、
とりあえず午前中はねぼすけパパもいるので
登校しないことにしたけれど
はっきりいって迷惑でしかない。

学校は休みでも塾は休まない。
午前中しか時間がないパパと午前中にでていく私。
時間があわないし家族そろってお出かけなんて無理。
そんなに長く休みがあっても遠出できるわけでもなく
かといって近場ででかけるところがあるかというと
そうでもなく...

休みにするらしいということは去年のアンケートでも聞かれていたし
新学期が始まったころには実施することが決まったと
うすうす聞いてはいたけれど
休みになることが正式に私たちに知らされたのは実施する３週間前。

日本だったらそれにあわせてあちこちで様々なプログラムが
用意されるだろう。
が、今のところ見つけたのは安くはない料金を払って
泊りがけで行く体験学習がいくつかと
親が連れて行ってやらないといけない距離の場所で
好奇心をそそられないプログラムがいくつか。

いったい誰のための休みなんだろう...

先の見通しと念入りな準備もなく
とりあえずやっちゃおう的なやり方がやっぱり韓国だ。

と、ふか～いため息をひとつつき
この長い９日間をどう過ごしたものやら
今から頭を痛めているのであります。