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カテゴリ:◆日記◆
あまりにも早く逝ってしまったあなた
いくら悔いても 「時」は決して取り戻せないけれど 誰もあの時が最後だとは想像だにしなかったのです 「叔母さん、ギター弾いて」 また今度ね、と言わず弾いてあげればよかったね ラーメンやカルメ焼きではなく もっとおいしいものを準備しておけばよかったね あの日の朝電話してきたあなたに もっとかける言葉はなかったのか... 最後に会った日笑いながら私にぽつんと言った 「叔母さん、私ね、弟がまだ小さいとき(ベビーシッターの)おばちゃんが 弟のめんどうみないといけないから、ひとりで遊んでたの」 なぜ突然そんなことを言い出したのか 叔父さん叔母さんは 所詮はコンジュ姉さんととっちのお父さん、お母さん 家では弟に譲ってお父さん、お母さん、おばちゃんさえも独占できず それに不満をいうわけでもなく、 いろんなことをがまんしてきたんだね さみしかったんだね あなたのお葬式を終えてうちに戻ってきてから 叔父さんが私に聞くのです 「Jと一緒に住んでたときのこと覚えてる?」 私は コンジュ、あなた、とっち 常に誰かが病院にかかってる状態だったことしか 覚えていないと言った あなたたちを見ながら笑ったことも 楽しかったこともあったはずなのに 本当にそんなことしか覚えていないのです 小学生になって手もかからなくなって あなたたち3人仲良く遊んでいる姿を見ながら ああ、あのときつらかったのも今となっては 私にとってよい経験だったのだと やっと思えるようになったのに それなのに あなたが逝ってしまった今 あなたがいなくなってしまったことは悲しい このような形で行ってしまったことは残念だし かわいそうだと思う でも あなたのことを考えると 記憶のうすれつつあった思い出したくない過去が また思い浮かんでは私の心をぐちゃぐちゃにかき乱す わきあがってくる怒りをどうしようもないのです 決してあなたが憎いわけではなかった ただ生まれ育った環境や文化の違いと 私のひとりよがりでせまい考え方のせいなのです だから これから私の心の中にあるものを吐き出してしまうこと どうか許してください お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.02.11 22:51:49
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