Qさま
月曜日に放送された番組を観たのが木曜日。先週まではテレビの特番が多かったから、録画したのを毎日ちょっとずつ観てるんだけど、この週末には観終わりそうだわね。「Qさま」はもう、クイズ番組になっちゃってるけど、時々でいいからチャレンジ企画を放送してほしいわね。大掛かりなチャレンジではなく、視聴者が「あんなの、私にだって簡単にできるわよ」って思えるチャレンジ。私は、高飛び込みや綱渡りや追いかけっこよりも、あれが好きだったわね。コマ型のブイを水に浮かべて、それに全員が乗れたらOKってやつ。でも、クイズの方が本当は好きだけどね。今週特番で放送されたのは、漢字検定に合格しちゃおう、っていう企画。こういうのって、漢字検定がどんなものか?を知らない視聴者には、とても参考になると思うんだわよね。「私だったら2級にチャレンジしてもいいかも」とか思えるもんね。以前も書いたけど、漢字検定について何も知らない私だったら、いきなり「1級を受けてみよう」とか思ったかも知れないのに、この番組で1級の問題が如何に難しいかを知ったから。因みに、番組で放送された1級と準1級の試験問題の一部。【準1級】・粗完成した。(「粗」の読み)・稿どおりにはいかない。(「稿」の読み)・動物に寓けた話だ。(「寓」の読み)・散で売ってください。(「散」の読み)・焦れる心を抑えて待つ。(「焦」の読み)・花橘の郁しさが好まれた。(「郁」の読み)・堤防に雑草が蔓っている。(「蔓」の読み)・頑に考えを曲げない。(「頑」の読み)・不吉な予感が過った。(「過」の読み)・徐に自分の考えを話しだした。(「徐」の読み)【1級】・只管謝る。(「只管」の読み)・罅が入ったガラス。(「罅」の読み)・2人の足音が谺する。(「谺」の読み)・颶が葉を舞い上げた。(「颶」の読み)・石竜子(「石竜子」の読み)・大熊猫(「大熊猫」の読み)・紅娘(「紅娘」の読み)・ゼンマイ時計は骨董品となった。(「ゼンマイ」の書き)・よく冷えたアンミツが涼味をそそる。(「アンミツ」の書き)・上空でクルリと旋回した。(「クルリ」の書き)これは、難しいわ。文の前後の言葉で予想する事ができたとしても、自信を持って読める字ではないわねえ。書き問題なんか、この字が漢字で書かれているのを見た事の無い人の方が多いような感じだわよ。全200問中160点くらいを獲得しなきゃ合格できないんでしょ?勉強もせずに、いきなりチャレンジしても、受験料が無駄になるだけだわね。私が子供の頃には、漢字検定なんて遠い存在だったから、「受験してみよう」なんて思った事もなかった。だけどもし私が今、中学生や高校生だったら、受験してるかも知れないわね。3級、2級と順々に。その人の能力を客観的に知る事ができるからね。例えば私が就職試験の担当官だったとしたら、常識的な漢字の読み書きをできる人を選ぶでしょうから。だから漢字検定を身近なものにしてくれている、こういう番組は、とても良い番組だと思うわ。う~ん。だけど子供の頃の私だったら、こんなお勉強の番組よりも、もっと馬鹿みたいな番組を観ていたかも知れないけどね~。大人にとっての「良い番組」が子供にとって「良い番組」とは限らないんだわね~。 番組で発表された解答は以下のとおり。(疑問がある人は、テレビ朝日に言ってください)【解答準1級】・ほぼ・したがき・かこつ・ばら・じ・かぐわ・はびこ・かたくな・よぎ・おもむろ【解答1級】・ひたすら・ひび・こだま・つむじかぜ・とかげ・パンダ・てんとうむし・発条・餡蜜・転