遠刈田温泉元気で~す!!
やっと昨日の午後に電気がつきました。夕方6時から神の湯など温泉が入浴可能になり7日ぶりの温泉に皆疲れが取れていくようです。バーデン家壮鳳さんも今日から9時~日帰り入浴のみ営業始めました。幸いにもここだけは簡易水道(蔵王の水を役場が管理して飲料水にしています)だったので蔵王町の中では水が大丈夫でしたし、ガスも田舎ですのでプロパンガスで煮炊きも大丈夫でした。笑顔が見える遠刈田温泉です。来る来ると言われて数年、気持ちはいつ地震がきても大丈夫の心構えは出来ていたつもりでしたし、ここ最近何度も揺れていたので多少の揺れには慣れっこになっていましたが・・・・・驚きました!グラッときた時は2階にいてテレビを見ていました、思わず立ち上がりストーブのスイッチを押し、電気を消しドアを開けて机ににつかまりながPCが落ちないようにキープしていました。テレビで速報をと思ったら即停電、普通ならこの辺でおさまるはずの地震が勢いをつけたように南北の横揺れが続き”止まって!やめて!”と心で叫びました。そのうち食器の割れる音が・・・・デッキが落ち、本や写真立てが本棚からドドドッと崩れおち・・・・・下にいる主人に”地震だよ~!”と叫びましたが応答なし。今までは地震は恐くなかったのですが、今回だけは本当に恐ろしい物だと感じました。長い揺れが収まり、PCを下に置いて階段を下っていったら誰もいません、主人などはすでに外に非難していました。自分勝手だと後でいいましたが・・・・。外に出てもゴーッ!と音がして余震が立て続けに来て雪の降る中,皆で”大丈夫!安全なところにいよう!震度6強だって!仙北7だって!”などラジオからの情報が飛び交う。遠刈田温泉は一部の屋根瓦が浮き上がりましたが、ガラスも割れず家も壊れずにすみました。ラジオだけが情報源、すごい津波がおきたという事を聞き驚きましたが、映像で見ていないのでピンとこない我々、翌日には炊き出しをして建築関係者がボランティア精神で瓦や壊れた建物の修理をしてくれた方々や、警察関係の方々お年寄りの方がにおにぎりやトン汁を差し入れしました。皆で終わってから”おにぎりと熱いトン汁”を食べながら「美味しいね、幸せだね!」と思わず言葉が出ました。原発問題などまだまだ心配ごとがありますが、皆元気で働いています。今回の災害で気がついたこと、とても単純なことですが”足を伸ばして布団で寝られる事、次に暖かいご飯を食べれる事、そして最後に風呂に入れる幸せ”を感じています。避難所にいる方々は特に思っている事でしょう。又ありがたい事に、電気が通って携帯やPCに電源を入れたらたくさんの応援メールが届きました。驚いた事にイギリスの友達から何年ぶりかのメールがあり嬉しくなり今から返事を書く所です。そして、心配していた友達からも無事の知らせも入り良かった良かったと安堵しています。地震・雷・火事・おやじと昔からの言葉がありますが、本当にこの通りだと感じた災害でした。これからすごく頑張っていかなければなりませんが、皆で力を合わせていきたいと思います。皆さん遠刈田温泉に遊びに来てくださいね!!