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カテゴリ:ひよっこ
■抱かれてみたいロックミュージシャンは誰かという視点で見れば、コレクターズの古市さんという人選はそのライブを体験した者であればあり得る話である。彼の場合はドラマーではなくギタリストであるが。(和久井映見のおいらはドラマー?というツッコミには笑った)ステージと裏庭という場のギャップはあるにせよ、その胸に飛び込んでいきたくなるのはファン心理(または一部の女心)でもある。
■漫画家をあかね荘の住人にしたのはトキワ荘からの連想だったのだろう。そして都合よく彼らにみね子を主人公とした物語を描かせることによってストーリーの補強を目論んでいたわけだが、結局その成功は「恋のひよっこ」というメインストーリーではなく、未来から来た狸型ロボットというオチで終わった。どうせならこの際もうひとり赤塚不二夫的な人物をこのアパートに住まわせてこの物語の結末を描かせ「これでいいのだ」なんて言葉で絞めて欲しかった。 ■プロの回収屋というものがいれば、ごくごく短時間でそこらにとり散らかった様々なものを跡形もなく片付けてしまうことができるだろう。彼もしくは彼女が帰った後にはそこにあったものは一切なくなり、そこで誰が何をしていたのかという形跡も記憶もすべて無かったものにしまう。 ■プロの整理整頓屋というものがもし存在していたら、やはりごくごく短時間でそこらにとり散らかった色んなものを、あれはこのタンス、あれはこのカバン、あれはこの箱の中というように見た目も鮮やかに綺麗に収めてくれるのではないか。そうすれば忘れていたもの(すずふり亭の重箱とか爺さんの一万円札とか)もちゃんと確認できるし、思い出したくないもの(有田焼のネックレスとかふかふかのスリッパとか)は鍵でも掛けて封印することだってできる。 ■あと数回を残すだけになったが、成功していく者の数が増えれば増えるほど、忘れられてしまうものの数がそれに比例して増えていくような気がする。結局私は「捨てる」より「仕舞う」ドラマが見たいのだと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017/09/26 10:25:25 PM
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