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2005年06月11日
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カテゴリ:テレビ
原作は韓国映画の「ラスト・プレゼント」。
病気のために余命幾ばくもない妻と売れないお笑い芸人の夫との愛情物語です。
脚本が岡田恵和というのに、ひかれて見ました。

妻妙子役が菅野美穂、夫健二が堂本剛。
菅野美穂、やはりいい演技します。
あまり表情を変えない淡々とした演技なのに、妙子の心情がすごく表現されていました。
自分の死を受け止めて、自分の死後の夫を思いやるも、彼に自分の病気を知られないようにことさら冷たくあたる。
そんな微妙な気持ちも強調するでもなく自然に表現されている。
顔もほっそりして見えるのは、役作りのために減量したのでしょうか。
ちょっとした笑顔が、はかなげでよかったです。
堂本君も、頼りなげな売れない芸人役が彼のイメージにもあってて、よかったです。
堂本君の相方役の伊藤淳史くんも、真面目で一生懸命ないい人を好演してました。

原作はどんなだか知らないのですが、岡田恵和さんの作品なので、きっといかにもなお涙頂戴ドラマにはならないだろうな、とは思っていました。
「泣かせよう」「泣かせよう」というドラマでは、逆に泣きにくい。
悲しいことをさらりと描くことで、逆に見ている方が、行間を読もうとするがごとくにドラマに入り込んでいけるのではないでしょうか、ね。
今回の主人公の死とお笑いというミスマッチな組み合わせも、ドラマ的効果がありますよね。
「死にゆく妻を抱えながら、お笑いのネタを必死に考える夫」というシチュエーションがまた哀しさを誘うではないですか。
そして、大切な人が活躍する姿を見ながら死にゆくシーンは、感動ドラマ(マンガでも)の常套手段だけど、それでもやはり涙する私は、単純な人間だと思います。
それから、妙子が幼馴染の友人(女性)と再会したシーン。
その友人が「また会えるものね」と言いながらも、涙をこらえながらきつく妙子を抱きしめるシーンも、うるるるうるる……。
誰も号泣しないから、だから泣けます。

売れない芸人なのに結構きれいなマンションに住んでいるとか、妙子の初恋の人探しがあっさり見つかるとか、その初恋の相手はちょっとできすぎじゃないの、などなど「なんで」という点もありつつも、2時間ドラマじゃそういう細かいことは言っても埒あかず。
あら探してると、ドラマ終わってしまうし。
人のいい詐欺師2人組、なぜか仕事そっちのけで人探しをしてくれる、そういうところも、原作にも登場するのかどうか知らないけど、岡田さんの悪人が出てこないドラマの持ち味だよなあと思います。

ラストプレゼント。
お互いにプレゼントし合えることができました。
健二はお笑いコンテストで優勝する(わざわざ優勝するシーンが描かれていないところがまたいいです)。
妙子は季節ハズレのマフラーを編み上げる(それにも伏線がきちんとある)。

妙子が生前にいいます。
「わたしがいなくなっても、私のことを考え過ぎないで。忘れられちゃうのはいやだけど。……」
その死を悼む気持ちのバランスに、私自身の大切な人の死にかぶせていろいろ思いを馳せてしまいました。





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Last updated  2005年06月12日 00時36分49秒
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