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2005年10月30日
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カテゴリ:カテゴリ未分類
最近、夕暮れ時の街でマスクをつけた女が出没します。
彼女が近付いてこう尋ねます。
「私キレイ?」
訊かれた側が「キレイ」だと答えます。
すると、彼女はマスクをがばっとはぎとり、叫びます。
「これでもか~!!」
なんということでしょう。
彼女の口は、耳元まで裂けていたのです。
彼女は「口裂け女」だったのです。


昨日の日記で、「口裂け女」のパロディチックなことを書いたのだけど(若い世代の人にはわからなかったかも……)、上記のものがオリジナルの「口裂け女」伝説。
いわゆる「都市伝説」のひとつとして名高いですよね。
私が小学生のころ、とても話題になりました。

初めて聞いたのは、大阪にいたころ。
私は小学生の時、一時期父の転勤で大阪に住んでいたことがありました。
ある春の日、学校にいくと、教室では「口裂け女」の話題で盛り上がっていました。
「夕方、○○(近所の地名)のあたりにいるらしいよ」
「『私キレイ?』と訊かれて『キレイ』と答えるとマスクをとって、襲ってくるらしいよ」
「じゃあ、『ブス』って答えればいいの?」
「そう答えても襲ってくるんだって」
「じゃあ、どう答えればいいのよ」
(上記の会話は、大阪弁でなされたはずなのですが、もともと東京育ちの私はもう覚えてません)

口が耳まで裂けている人なんて……、と思いながらもここは子供。
みんなかなり本気で怖がっていました。
私も小さい頃から怖がり。
なので、夕方は一人で外を歩くのはやめよう、とまじめに思ったし、両親が一人で外出しているときに道で出くわしたらどうしよう、特に父が夜遅く会社帰りに会ったらどうしよう、なんて親思いの心配までしてました。

「口裂け女は、整形手術に失敗してあんな顔になった」
「実は3姉妹」
「赤いコートを着ている」
そんなディテールまでまことしやかに囁かれ、学校中がその噂に盛り上がった記憶があります。
でも、実際に会ったという人の話はきかないし、口裂け女がマスクをとって襲ってきたらその後どうなるのか、という話もきかない。
それに、3姉妹が、3人とも整形に失敗するなんてことがあるのか。
まあ子供だったから、そんなことも気にせずに、想像だけで恐怖感を高めていたのですが……。

そして、噂が最高潮にあったころ、私はまた父の転勤で東京に戻ることになりました。
「口裂け女から逃げられてよかったね」なんていう人もいました。
でも、私もひそかにそう思ったんです。
何せ、相当の怖がりだったから。

そして東京に戻った私。
普通に転校生として緊張はするものの、恐怖から逃れて平和に暮らし始めました。
ところが、1週間もしないうちに、教室はある噂で持ちきりになりました。
「ねえねえ、最近●●(近所の地名)あたりで口裂け女が出るんだって」
「えっ?」

私は、また恐怖のどん底に突き落とされました――
なんてことは、ありませんでした。
逆に、一気に冷めてしまったのです。

「口裂け女が、大阪から自分を追って東京までやってきた」
なんて自己中心的な思い込みに陥ることなく、大阪で活躍中の人間がこんなところにいるはずない、と冷静な判断を下すことができたんですね。

話を聞いていると、大阪で出没期間とこちらでの出没期間が重なっている。
いくら3姉妹でもそれはないだろう。
それも、ここは都心からはいくらか離れた東京郊外。
住んでた大阪の土地も、やはり郊外だった。
そんな僻地同士を行ったり来たりする妖怪はありえない。
と、子供ながらに考えたわけで。

でも、せっかく恐怖で楽しく盛り上がっているクラスメート達に水を差すようなまねは、転校生としてはできませんでした。
だから自分だけの秘密にしてました。
子供なりの処世術ですね。
妹だけにはこっそり話して、怖がらないように諭しました。

それから「都市伝説」といわれる噂話が持ち上がるたびに、私が冷静に対応できたかというと、やはりそんなことありませんでした。
いちいち、ちゃんと怖がってました。
大人になってからも、香港旅行に行く前には、会社の上司からかの有名な「香港のブティック試着室の怪」の都市伝説ネタで脅され、まじめに怖がっていました。
一緒に行く友達に、
「こんな話聞いたよ。こわいよ」
と訴えても、鼻であしらわれましたが……。

しかし、こういう伝説って、どこで発祥するんでしょうね。





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Last updated  2005年10月31日 00時38分18秒
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