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カテゴリ:テレビ
昨夜、漫然と見ていたテレビ東京「元祖!大食い王決定戦」。
いやいや、すごかったです。 内容的には、予選を勝ち抜いたとんでもない大食いたちが、決められた時間内に少しでも多く食べる、という競技を何回か行い、そのたびに1人ずつ選手を減らすという脱落形式で、決勝を目指すというもの。 先日(2週間前だったか)、予選の様子と第1回戦を放映していて、今回は決勝戦まで一気に放送。 これまで何度か行ってきた大会の集大成的意味合いがあるのか、これまでの歴代の優勝者、準優勝者たちが勢ぞろい。 予選を行っても、1人だけ新顔の女の子以外は結局これまで登場したメンツばかり。 まあ、あんなに物を食べられる人というのは、そうそういないということでしょうか。 1回戦 45分(だったかな)軽い沢の有名ベーカリーの食パン3斤分のかたまりをひたすら食す。 2回戦 60分、信州そばをひたすら食す。 3回戦 30分、卵かけごはん(魚沼産コシヒカリ)をしたすら食す。 4回戦 60分、日本海でイカの丸焼きをひたすら食す。 決勝戦 90分、あつあつの極太ラーメンをひたすら食す。 量が半端でないです。 皆ほとんどが1度に5キロ、6キロ分の量を食べてしまうのです。 短時間でひたすら同じものを食べ続けるだけでも拷問的なきつさがあるのに、それに加えてその量。 見物人たちの口を開けて呆然と見ている姿が、よかったです。 きっとテレビの前の私も同じ表情だったでしょう。 すごいものを見た、という驚きです。 1度に5キロ6キロの食物を体内に入れられるという身体。 物理的にどう考えても無理だろうと思えることを、なんなくこなしてしまうその驚異的な身体のすごさに見ているほうはあっけにとられるしかないです。 それは、無限大にものを取り込める胃袋だけじゃないです。 同時に強靭なあごも喉もとの強力な筋肉も必要です。 それだけのものを咀嚼して嚥下するということは、そうとう疲れる行為であるはず。 (特に丸焼きのイカの大食いは辛そうでした) 年取れば、噛む力と飲み込む力がなくなってくることを考えると、おわかりになるでしょう? おまけに、それだけのものを消化するためには、相当のカロリーが使われるはずです。 そのせいか知らないけど、居並ぶ大食いさんたちにはデブはいないです。 逆に痩せ型が多いです。 そのうちの1人は、あばら骨が浮き出ているくらいのガリガリ体型でした。 おなかの中に、サナダムシでも飼っているんじゃないの?と思えるくらいに、どうも食べたものが全く体内に吸収されていないようです。 ただただ、食べ物が上から下へ通過するだけ、みたいですね。 特異体質、といえばそれまでなんでしょうけど、医学的にはどういうものなんだろう? 大食い競争。 ひたすら人の食べている姿を映しているだけの番組。 娯楽にしかなりえない番組ではあります。 でも、ばかばかしい、を通り越して畏怖すら覚えます。 どんなものでも、人並みから相当外れたパフォーマンスを見せてもらったら、やはり「いいもの見た」という気になりますね~。 気の毒なのは、彼らが、ものすごく早く走れるとか泳げるとか、計算できるとか、という人々ほど評価されないということでしょうか。 ある意味、命がけの戦いを行っているのですけどね。 まあ、する必要のない命がけの戦い、というのも評価を下げている一因なのかもしれないけど……。 でも、燃費があまりに悪い身体というのは、ちょっと地球には優しくないですね。 それとも飽食の時代に現れた、超進化した身体なんでしょうか。 結果的には、前回チャンピオンが、前々回チャンピオンたちを倒しておしまいでしたが、もはやそんなことはどうでもよかったです。 過程で楽しませていただきました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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