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テーマ:たわごと(26829)
カテゴリ:テレビ
昨日の映画の話に引き続いて。
A型の私はテレビドラマを観ていても、瑣末なことにひっかかってしまいます。 たとえば、ドラマの登場人物が外出先から帰宅するシーン。 ドアを開けて、玄関に入る。 そこまではいいけど、問題はそのあと。 なんと、たいていの人はドアに鍵をかけないのです。 玄関に入ったら、そのまま靴を脱いで上がってしまう。 その無防備さがとても気になります。 それも若い女性の1人暮らし風のマンションだと特に目に付きます。 犯罪に縁のない恋愛ドラマでだって気になるのに、2時間サスペンスドラマでもそうなのだから、気が気でありません。 実際の1人暮らしの女性が、防犯にどんなに気を遣っているのか、考えてほしいものです。 空き巣どころか、殺人犯人がこっそり忍び込んだらどうするつもりだ―――! 時には、そういう物語展開になることもあります。 その場合は演出上の設定なんだろうけど、そもそも犯人が自分を襲うかもしれないと境遇にある登場人物が家の鍵を閉めない、なんてありえるでしょうか。 そういうリアリティのなさや無神経さが、A型としては納得できないのです。 だから、ときどき鍵を後ろ手でしめるシーンが挿入されるドラマを見ると、とても安心できます。 それから、夜の公園シーン。 恋愛ドラマでは、女性の登場人物がしばしば誰もいない児童公園でブランコに揺れながら一人落ち込むシーンがあります。 それって、実際ありえないじゃないですか。 夜間、住宅街の真ん中の公園で、妙齢の女性がたたずむ姿なんて見たことないです。 そんな人気のないところで、変質者に襲われたらどうするんだと、気が気でありません。 夜の公園にいるのは、金も行き場もない中学生たちか、そこを宿泊場としているダンボールハウスの住人かのいずれかでしょうに。 それから、サスペンスドラマにありがちで、やっぱり嫌なのが、妙齢の女性が夜の帰宅時にわざわざ公園を横切っていくシーンが多いということ。 たいてい、そこで死体を発見するとか、殺人を目撃するとかというシーンに繋がっていくのだけど、その演出があざとくて嫌です。 陰惨な犯罪の増加に社会をおののかせている昨今、女性が夜わざわざ人気のないところを選んで歩くでしょうか。 少々遠回りでも人通りの多い道を歩くし、公園があれば迂回して家路につくでしょう。 ついでに、自分の身辺に不穏なものを感じているという設定の登場人物が、わざわざ夜ガード下を歩いたり、地下通路を歩いたりするのが多いのも解せない。 刑事ドラマのおとり捜査なら仕方ないです。 けど、一般の人が「どうぞ襲ってください」とばかりの姿勢で、結局のところ襲われてしまう。 そういう設定のイージーさに参ってしまいます。 ストーリー展開を困難にしてしまうかもしれないけど、身に危険が迫っている人なら、帰宅時間が遅いときは駅からタクシーにでも乗ってくれと切に祈ってしまいます。 そこまで用心深くしても尚、犯罪に巻き込まれてしまうという練れた脚本のドラマなら、私も文句ないです。 しかし、その真のリアリティに、逆に怖くて見られなくなるかもしれないけど……。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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