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テーマ:暮らしを楽しむ(387537)
カテゴリ:日々のこと
節分でした。
豆まきは、もともと、中国から伝わった邪気払いの宮中行事と寺社の豆打ち行事が融合したものだそうです。 中国人の友人に聞くところによると、節分にそんな行事があるとは日本に来るまで聞いたことなかったし、当然やったこともなかったとのこと。 そんなもんなんですね。 去年は娘が幼稚園から豆をもらって帰ってきたので、今年もそれを期待して買わずに待ってました。 すると、なぜか今年は殻つきピーナッツ。 持ち帰ったお弁当のふたを開けると、やはりピーナッツの殻が入っている。 どうやら、幼稚園での豆まきもピーナッツで行ったようです。 ま、いいか。 おいしいし。 実際、まいた後で拾うのも楽だし、拾ったものも食べられるし、無駄はないですけどね。 でも、「鬼は外!」とベランダにまいたものまでしっかり食べてしまい、せっかく追い出した「鬼」までまたもや体内に入れてしまったみたいです。 その上、娘は、幼稚園で覚えてきたのか、「福はウンチ!」なんて叫んでいて、母をがっかりさせていました。 やれやれ。 そういえば、幼稚園のそばのお寿司屋さんの前は普段ない行列ができていました。 恵方巻きは、すっかり東京でも定着してしまったようです。 関西出身のお友達ママは、「結婚当初は、夫にさんざんバカにされたのに」なんて言ってました。 私はまだやったことはありません。 太巻きを一本丸ごと食べるなんて、ちょっとなあ、といまだ尻込み中。 もともと一地方の慣習に過ぎなかったものが、こんな短期間で全国に伝播するって、ちょっと不思議なものです。 子供の頃にちょっとだけ大阪に住んでいたことがあって、その時でもさすがにうちではやらなかったけど、周囲はやっていたのかしら? で、ちょっと調べてみました。 そもそも、そんなに古い時代から行われてきたものではないようです。 江戸時代末期に、船場の商人たちが商売繁盛を祈願して始めたようです。 明治時代にいったん廃れたものの、1977年に海苔業界が販売促進目的で復活させます。 つまりはバレンタインデーにおける製菓業界の陰謀に近いものがあります。 私が大阪にいたのは、その直後くらい。 するとまだ大阪でも一般化してなかったのかもしれません。 全国展開するのは98年から。 セブンイレブンが先駆けて、恵方巻きと銘打って太巻きを全国販売し始めたそうです。 前出のママ友達にきいた恵方巻きの正しい食べ方。 その年々に決まった方角(それを恵方という)を向いて、太巻きを頬張ります。 食べきるまで、口をきかずに黙々と食べます。 家族揃ってやっている様子を想像すると、ちょっと笑えるかも。 でも、1人きりでやっている姿ほうがマヌケかな。 (1人暮らしのかた、ごめんなさい) 明日は立春。 暦の上では春といっても、明日はひどく冷え込むようです。 こういう季節に関わる行事は、旧暦に合わせてやったほうがいいのではないしょうでしょうかねえ。 (お盆だって8月の旧暦のほうがメジャーだし) 3月3日だったら、「明日から春です」と言われても抵抗ないもの。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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