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カテゴリ:テレビ
毎回見ていたわけじゃないけど、たま~に見ていた月9の「西遊記」。
初回、たまたま子供と一緒に見てたら、彼女がすごくエキサイトしてて「来週もみる!」と大はしゃぎしてたので、それからは、子供に見つからないように、こっそり1,2回見ました。 さすがに毎週見せるには、時間がねえ。 幼稚園児が起きてテレビを見ていていい時間じゃないですものね。 週末ならまだしも……。 最終回、幼稚園も春休みに入ったので、特別に子供と一緒に見ました。 最後まで、ストレートなメッセージを照れもひねりもなく、あまりにストレートに見る側にぶつけてくれるドラマでした。 ニュージーランドロケで見せる大自然の雄大さと、スタジオ撮影のセットのチープさの落差も、ある意味楽しめるドラマでした。 ほんと、もうちょっと放映時間を考慮してくれればいいのに。 内容的にもどう見ても「楽しく家族そろって」的ドラマなのに。 これはサービスなのか、最後に30年まえに孫悟空をやった堺正章までお釈迦様役で登場。 まるで孫悟空が徳を積んで大出世したかのような錯覚まで起こしましてしまいました。 (あ、でもそんなこと思うのは、ある一定以上の年齢層だけか……) おまけに、PART2まで製作されそうな意味深な終わり方までされてました。 きっと「祝・高視聴率」なんですね。 ドラマテーマは、「友情」とか「信頼」とか。 仲間を信じること、仲間のために身を呈することができる意思の強さ、……。 そんなことがストーリーだけじゃなくて、登場人物の口からもお念仏のように何度も繰り出されていて、ちょっと「わかりやす過ぎじゃない?」と思えるんだけど、それでもやっぱりホロリとさせられる、これまたチョロイ私でありました。 でも、今回はそれに加えて、 「人にとって(たぶん妖怪にとっても)一番大切なのは、生き延びることだ」 というセリフがいいなあと思いました。 「やだ、ゴクウいいこと言うじゃない。見直したわ♪」てな感じです。 大義名分や美辞麗句に踊らされて命を捨てる馬鹿馬鹿しさを一蹴してくれる爽快さがありました。 「人は、生き延びるために生きていればいい」と私も日頃思ってます。 もちろん、生き延びるための知恵を蓄えるのは必要だけど。 「生きてるだけで丸儲け」 この言葉もしみじみいいなあと思うようになりました。 そして、他者も自分と同じであることを忘れずに。 そしたら、「自分が生き延びるために他者を犠牲にする」という発想が生まれないんじゃないかな。 「人はなぜ生まれてきたんだろう」とか 「人はどう生きるべきなんだろう」とか そんなことを延々と考えてたあの時分はきっと暇だったんでしょう。 と、己の思春期を一言で切り捨ててしまうのもなんだけど。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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