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カテゴリ:日々のこと
ずっと家にいたことはいたのですが、なかなか日記を書くに至らない毎日でした。 何せ、春休み。 子供が四六時中そばにいる。 3食きちんと食事させなければならない。 春休みとはいえ、それなりにメリハリある生活をさせなければならない。 外にも連れ出してあげなくてはならない。 ……そうはいいつつも、もとより規則正しい生活を送れるようなきちんとした人間じゃないので、そうしようと気持ちは急いても実際にはできるわけもなく、そのために無駄なストレスがたまるという悪循環。 私はどうも何事に関しても、無駄な方向に、心身をすり切らしているような気がします。 その上に、春休みと言うことで、 自転車で20分ほど走らせたところにある水泳教室の短期講習に娘を連れて行き、 そのあと同じ講習を受けた幼稚園のお友達とランチし、 そのあと公園などで一緒に遊ばせて、 母親たちは強風に吹かれて寒さに凍えながら子供たちを見守り、世間話に興じ、 そして夕方疲れきった体にムチ打って自転車をこぎこぎ帰宅する という4日間を過ごしたあかつきには、さらなる疲労感が全身にのしかかっていたのでした。 こうも判を押したように同じ生活が続くと、やはり気持ちまでも疲れてきます。 さて、これまでは長い長い前置きです。 これからが、本題。 私は時を同じくして、はまっていたことがあったのです。 その結果が、上記の画像にあるものなのですが、おわかりになるでしょうか。 紙ビーズです。 たまたま実家近くの図書館で手芸の本を眺めていて、見つけました。 「あまりもので作る手芸」みたいなテーマの本で、その辺にころがっていそうなものを材料にして物作りをするという気楽なもの。 その中で紹介されていたものが、これでした。 1、色目のきれいな雑誌や広告などのツルツルした紙を選ぶ。 2、それらを細長く切る。 3、それをつまようじに巻きつける。 4、巻き終わりに糊をつけて留める。 という簡単なもの。 ちなみに、紙を細く切るときに、まっすぐ切れば筒状のビーズになるし、先細りになるように切ればそろばんの珠のような形になる。 その切り方の角度で形状が変化するわけです。 カラフルな紙だと、巻きつけ後にその色味の出方もその角度しだいになります。 ついでに紙の長さでビーズの大きさも変えられます。 簡単そうだなと思って始めてみたら、簡単ゆえにはまりました。 何しろ、材料の紙(要らない雑誌や広告)と糊(たいした量は使用しない)とつまようじ1本とハサミさえあればできる取っ掛かりのいいうえに、頭もほとんど使わない。 紙を細く切る。 つまようじに紙を巻きつける。 どちらも単純作業ゆえに、無心に没頭できます。 ひたすら単純なガーター編みでマフラーを編んでいる状態に近いです。 徐々に長くなる編みあがりにワクワクすると同じように、ビンの中に粒粒がたまっていく状態が楽しくなっていくのです。 で、突発凝り性の私は、この1週間、家にいる時間はそれに没頭しました。 昼間は子供サービスがあるので、もっぱら夜が「ビーズタイム」。 子供も私が何かにはまっているときは相手にしてくれないことはわかっているので、邪魔することはありません。 家事も最低限に、本もほとんど読まずに、パソコンも一度も開けずに、脳力トレーニングも英語漬けも全くやらずに、ひたすら紙をつまようじに巻きつけてました。 指にもマメができました。 睡眠時間まで削りました。 人は何かに没頭すれば、花粉症による眠気も吹っ飛ぶのです。 (つまり、ふだんいかに精神が弛緩しているかということですが) おかげで、昼間はかなりフラフラでした。 (またもや無意味な悪循環) で、1週間やり続けて、ふとした瞬間に憑き物が落ちたように、我に返りました。 「私って何やっているのかしら」 たまったビーズのビン(実は写真のほかに3ビンあります)を眺めて脱力感に陥りました。 これらをどうすればいいんだろう。 娘も1回、紙ビーズでブレスレットを作って、飽きてしまった様子。 普通のビーズと違って、質感が地味なのは否めません。 カラフルなんだけど、一般のビーズの光沢感や透明感がないのは、やはり難点のようです。 捨てるに捨てられない無意味な作品を前に、私はそろそろ、いつもの日常に戻ろうとしてます……。 春休みもそろそろ終わりです。 日記記入率も、もうちょっと上げていこうと思います。 とりあえず、目指せ記入率55パーセント。 そんな感じのかなりバカバカしい1週間でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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