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2006年05月19日
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カテゴリ:テレビ
フジテレビで放映された「最先端医療の奇跡と感動のドキュメント」。
全部じゃないけど、ところどころ見てました。

頭部を切開せずに脳の動脈瘤の手術をする医師。
数センチの心臓を手術する、小児心臓外科医。
乳がん患者の乳房の再生技術。
胎児医療。
認知症の手術による治療。

いずれも、これまでだったらあきらめていた領域の医療だったと思います。
まさに「神の領域」。
太古の頃からの医学の進歩は、「神様の領域」に踏み込み続けた歴史なんだろうけど、人が病気になる限り、人がそれによって死んでしまう限り、その歩みは止まらないんだろうとつくづく思ったりしました。

興味深かったのは、乳がんによって乳房除去手術を受けた女性の乳房を再建する技術の紹介。
今日放映された項目の中で、いちばん「死」から遠い内容かもしれません。
しかし、これが他のものと比べても、同じように生において切実な問題であるということは、否定できないと思います。

たぶん、男性の中には理解できないと思う人もいるかもしれません。
「乳がんになり、手術によって乳房を除去しなくては命の保障がない」
といわれたら、女性はひどく迷うものだということを。
若い女性だけでなくて、どんな年代の女性でも。
時には、「それなら死んだ方がまし」だと考える人もいて不思議はないと、女性ならわかることなんだけど。

がんは、恐ろしい病気。
だけど、その中でも子宮がんと卵巣がんと乳がんだけは、女性だけのものであり、女性にとって特別。
たとえば……たぶん、胃がんによる全胃部摘出よりも、子宮摘出は迷うものだと思います。
それが、もうすでに子供を生むつもりもない女性であっても。

乳がんも同じ。
乳房を失うというのは、もともとのサイズに関わらず、年齢問わずに、女性にとってはひどく耐え難い。
もちろん、乳房がなくなると、イコール女性でなくなる、ということはない。
それでも、アイデンティティーに関わることであることは否めない。
見た目の問題もある。
誰に見せるものでもないけど、一番に自分が見てしまう。
そして、常に存在したもの、自分が女性であることを象徴したものが、もはや存在しないという喪失感たるや、想像するだけで辛いことだとわかる。
私の祖母も乳がんになった経験があるし、父はがんで亡くしているし、それだけに、今は大丈夫だけど(検診受けてます)、乳がんという存在が自分にとって遠いものではないということが、さらに想像をリアルなものにしてしまいます。

番組では、そうした女性の乳房再建の様子が紹介されてました。
胸のふくらみだけでなく、乳輪、乳首も最新の形成外科の技術で再生が可能になっているのです。
もちろん、シリコンや皮膚移植の結果で、新しい乳房が生えてくるわけじゃない。
だけど、乳房を取り戻した女性の表情は、確実に「生」を取り戻した者のものでした。
乳がんにおいては、乳房の再生まで行って初めて完治した、といえるものなのかもしれません。

それから、紹介されていた女性(58歳)のアメリカ人のご主人に対するインタビュー(英語)が印象的でした。

「乳がんで乳房を除去したからといって、自分が女性失格になってしまったと考えるのは間違いだと思う」
その通り。
「だけど妻が、乳房の再生手術を受けたいというのなら、それはそれでかまわない」
「本人がそれで、満足を得られるのならば賛成するよ」
そして、
「ぼくも、(乳房が)3つになっても構わないしね」

その言葉に、かなりぐっときてしまいました。
ウィットと思いやりが絶妙に混じりあった言葉。
重くもなく軽くもない、相手に負担をかけない言葉。
英語圏の人だからさらりと言えるんでしょうかねえ。
日本の男性が冷たいわけもないけど、でも、周囲の人が適切な言葉を選択できるかどうか、というのは、こういうシチュエーションの場合、すごく大切なんだと思いました。






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Last updated  2006年05月20日 02時59分19秒
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