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カテゴリ:日々のこと
掃除。
掃除自体は嫌いじゃないけど、どうしても虚しさがあってやり始めるのに思い切りが必要になります。 やってもやっても汚れていく我が家。 地獄の賽の河原で、石積みをしているいたいけな童女の気分です。 掃除機はかけてるそばからゴミが出る始末。 部屋中を一通りかけ終わって、やれやれとコンセントを抜いて巻き終えた途端に、糸くずなんか発見したりして、がっかりする。 ベランダのサッシの縁は、拭いても拭いても、砂埃が積もっていく。 ちょっとさぼると、雑巾が泥だらけになるくらいのすざましさ。 ベランダの排水用の溝には、どこからくるのか葉っぱや泥がたまっていく。 賃貸マンションの頃は、いずれ出て行く身だからと、なおざりな掃除(それこそ落ちてる葉っぱなどを拾うくらい)しかしてなかった。 しかし、ここはこの先何年も住み続ける予定の家だし、マンションの清掃業者はベランダまではやってくれないから、自分でやるしかない。 ベランダって確か専用部分だけど、自分の持分じゃないんじゃなかったっけ? なのに、自分でやるしかない。 ベランダガーデニングはほとんどしなくても(朝顔の鉢があるくらいです)これだけ汚れるのに、ベランダいっぱいにお花畑にしているお家は、どうしているんでしょう? 水まわり。 働いているときや、娘が赤ん坊のころは、気にするひまがなかった。 でも、気にしだすとキリがない。 台所の流しもすぐくもる。 重曹やクエン酸でピカピカにしても、翌日には元に戻ってる。 ちょっとさぼると、蛇口には水のカルシウム分が縁にたまっていく。 蛇口自体もどんよりとした輝きになる。 洗面所だってそう。 マンション業者が気取ってピカピカ光るステンレスのコックを取り付けてくれたものだから、いちいち使うたびに指紋が目立ってしまう。 ちょっとクリームついた手で水を出そうものなら、べったり私の指の後がそこに浮き上がる。 おかげで、いつも使うたびにコックまで洗う癖がついてしまった。 そして、鏡。 不必要にデカくて、かなり低い位置まであるので、夫も娘も洗顔歯磨き時に盛大に、水しぶきをとばしてくれる。 2日もあれば、水玉模様の鏡が完成する。 何よりもホコリ。 拭いても、はいても、吸っても、なくならない。 木綿の服を着なければ、ホコリはかなり減ると聞いたことあるけど、庶民が日常に絹を着るわけにはいかないし……。 ホコリでは死なん、と目をつぶっているけど、そもそもアレルギーなので、ハウスダストはやはり怖い。 ダニやら花粉が堆積していくさまを想像してしまうだけで鼻水が出てきそう。 こんなに狭いマンションの一室で、私は虚無に襲われてる。 広いおうちに住んでいる人はどうしているんだろう? というか、掃除のことを考えると未来永劫豪邸にすみたいという気は起こらない。 (お掃除の人を雇えるのなら別) せめて家の中だけのことを心配すればいいということで、一戸建てじゃなくてマンションを選択したくらいだし……。 夫の実家は結構大きいが、お姑さんがまるで掃除が趣味のような人なので、問題はないらしい。 築20年以上の家だけど、いつもこざっぱりと磨き上げられている。 お風呂場にカビひとつ見たことない。 ダイニングのテーブル下に敷いている絨毯を毎日ひっくり返して掃除機かけているほど。 (70歳のご婦人がそんな重労働毎日しているというのも驚き) マメに庭の雑草を抜いている。 生ゴミも少量ずつ紙に包んでからポリ袋に入れている。 さすがに窓ガラスは、小柄な彼女には無理で、時折業者に頼んでいるらしいけど。 ダラダラ長くなりましたが、結局は愚痴を書いただけです。 もちろん、お掃除してきれいになっていく過程は気持ちいいです。 ただ、それが長持ちしないことが虚しいだけ。 そもそも、マメにお掃除しないから、いちいち大変になっているんでしょうけど……。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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