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2006年09月11日
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カテゴリ:日々のこと
東京で満天の星空を見るためには、いちばん簡単なのはプラネタリウムに行くこと。
で、昨日池袋サンシャインシティーに入っているプラネタリウムに行ってきました。
(正式名称、サンシャインスタードーム・満天)

子供のころからプラネタリウムは大好きで、若い頃は1人でふらふらとプラネタリウムに入ることもありました。
結婚してからちょっと遠のいているうちに、渋谷の五島プラネタリウムが閉館。
初めてプラネタリウムと出会った場所だけに、ちょっとおセンチな気分(死語ですね)になったものです。

で、池袋のサンシャインスタードーム満天(以下、「満天」)。
宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」を基にした幻想的な星空の旅、という番組をやっているというので、娘を連れて、数年ぶりに池袋までやってきました。
しかし、なかなかの人気番組らしく、4時からのプログラムを見ようと3時過ぎに行ったのに、すでに満席状態。
1時間ごとに2番組を交互にやるので(番組自体は40分くらい)、次の回は6時。
それじゃ、遅いしなあということで、妥協して5時からの他の番組を見ることに。

「ARE WE ALONE?」。
NYの国立自然博物館とNASAによる共同制作で、同館のプラネタリウムで300万人も動員した番組だそうです。
地球以外の星に生命が存在する可能性を探す旅、というテーマで、地球から銀河の果てまでの宇宙探査の旅がCGテクニックを駆使して描かれます。
(日本語版は須藤理沙がナレーションでしたが、オリジナルはハリソン・フォードだったようです)

私がしばらく行かない間にプラネタリウムはとても進歩してました。
映画館での映像がとても迫力あるのは周知の事実。
しかし、それ以上にプラネタリウムでの映像はすごく臨場感にあふれているんです。
なにしろ、全天360℃に映像が広がっているわけですから。

地球の深海から高度をあげて、大気中に上がり、そこから大気圏を抜けて宇宙空間に抜け出していく映像。
月を越えて、火星に着陸し、そして広がる火星のリアルな地表映像。
そして惑星の間をぬって、太陽系を飛び出し、銀河系の外まで抜けていく映像。
それらが、見ている私たちが宇宙船に乗っているような視点で描かれます。

まるで体感アトラクションのような気分。
座席が動くわけでないのに、正直私は目が回ったくらいです。
(注・私はちょっと三半規管が弱いです)
隣の娘も、映像だってわかっているくせに、水面が近付く映像では目をつむり、惑星が近付くたびに身をすくめたり、私にしがみついたりと、かなりリアルな体験をしていました。

おまけに、自分でもおもしろいなと思ったのですが。
私は、画面が地球を飛び出して宇宙空間に出たとき、不安さえ感じたのです。
見る見るうちに地球が遠のき、太陽系さえ出て行こうとするとき、寂しさまで感じました。
銀河系から抜けて、星々を遠巻きにするところまでくると、なんだか絶対的孤独まで覚えたりもしたのでした。
それは、地球から飛び出すことは、なんだか取り返しの付かないことをやってしまったかのような錯覚。
すっかり、宇宙飛行士の感情まで疑似体験です。
恐らく、スペースシャトルに乗る人々は、こんな思いを抱くんじゃないかななんて思ったりもしました。

映像の宇宙では、地球だけが青く美しいのです。
まるで楽園から飛び出して、絶対的暗闇の中に閉じ込められたよう、といいましょうか。
地球以外の星に生命がいるかどうかもわからない。
もしかしたらいないかもしれない。
先行きは、ただの孤独な旅が続くだけなのかもしれない。
そんなことも瞬間的に感じさせられたのでした。

話が変わりますが、宇宙飛行士の人々が、地球を宇宙から見るなんて体験をすると、
「地球上のさまざまなことがすべて些細なことに思えてくる」
なんておっしゃってたりします。
ちょっとした「神の視点」を得られるということなんでしょう。
地球に帰還すると、平和主義に転じて、神職に就かれる人も少なくありません。

宇宙から見れば、地球は小さい存在。
そんなところで行われる争いごとがじつにバカバカしく思えてくるというのは、プラネタリウムの映像でもなんとなく理解できます。
私たちがアリ同志の縄張り争いを見るようなもの。
いやそれどころか、もっとちっぽけなミジンコどうしの集まりくらいにしか思えないかも。
というか、全宇宙から見れば地球自体が、ミジンコ以下の存在なんだし。

でも、アリにとっては自分の大きさがわかるわけないと同じくらいに、人間もそうなんですけどね。
なかなか自分の姿を、高次元の視点でみることなんてできません。
2次元に生きるモノが3次元の世界を想像できないように、私も4次元の世界を思い浮かぶことはできません。
(宇宙は11次元で構成されているとか聞いたけど、それってどういう概念で考えればいいの??)

宇宙から見ればチリみたいなことでも、自分にとっては宇宙以上のことだったりするわけで……。

……とまあ、そんなわけで、プラネタリウムでは、意識が普段及ばないところまで旅することができました。
これまたちょっとした非日常の体験です。
娘も怖がりつつも楽しんだ様子。
「今度は電車の方も見に行こうね」
……電車って、銀河鉄道はたぶん蒸気機関車だったと思うのだが……。

残念ながら、「ARE WE ALONE?」は、昨日で終了してしまったけど、「銀河鉄道の夜」は11月まで上映されるとのこと(人気のため上映期間が延びた)。
また近いうちに行きたいと思ってます。






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Last updated  2006年09月12日 00時19分28秒
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