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2006年09月24日
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カテゴリ:日々のこと
お彼岸なので、お墓参りに行きました。
父の墓です。

父方の一族の墓は、何十年か前に本拠地である九州から東京近郊に移しました。
父は長男ではなかったけど、子がいずれ嫁に行く娘2人だけだったので、本家のおじさんからは墓を独立させることなく、同じところに入ればいい、なんて言われてました。
でも、私の実家からはちょっと遠い。
(車では1時間半程度、電車だとバス電車をいくつも乗り継がなくてはならない)
車を運転しない母が気軽に墓参りできる場所ではない。
そこで、5年ほど前、実家から割合近いところに開園する墓地に墓を購入しました。
購入した頃はまだ父も生きてました。
でも母は、父がもう長くないことを知ってました。
父は自分のタイムリミットを母ほどは詳しくわかっていなかったと思うけど、母が墓を買いたいという希望に反対しませんでした。
墓石のデザインが決まった頃に、父が亡くなりました。
そして、母は念願どおりに、気軽にちょくちょく墓参りをしてます。

そんなわけで、私の実家の墓には、父の骨だけが納められてます。
だからシンプルに、墓参りは父だけを訪ねるということになってます。
申し訳ないけど、父不在の一族の墓に対してはちょっと精神的距離も広がった気がします。

墓参りとは、考えてみると不思議な風習です。
何のために行うのかということです。
父の骨は確かにあるけど、父の魂の居所はどこなんでしょう?
墓なのか、実家の神棚(実家は神道)なのか。
そもそも魂は存在するのか、という疑問さえ起こるけど、しかしそんな大前提から疑問を持ったら、死者の埋葬なんて風習自体を否定しなくてはならないので、その辺のことは目をつぶらなくてはならないし……。
もしかしたら、魂はすでに生まれ変わっているかもしれない。
もうどこかのお家の子供として幼稚園にでも通っているかもしれない。
そうだとしたら、私は何に祈りをささげているんでしょう?

だけど、お墓参りをすると、どこかすがすがしい気持ちになります。
善を施した、とまでは言わないけど、やらなくても生活に困らないことをあえてやるわけです。
(と言ったら、ちょっと罰当たりか?
 しかし、父を偲ぶだけなら、自宅でもできる)
大げさにいえば、ちょっとしたやり遂げた感が生まれます。
父が亡くなった直後のように、父を想って号泣することはなくなりました。
それでも、父への愛情がこうしていまだ自分にあり続けることを確認する作業をわざわざ行うことで、確かに父への愛情に自分が浸れる気がします。
まあ、それって自己満足なのかもしれません。

そんな風に考えると、死者を弔い、埋葬し、偲ぶという行為は、死者のためではなく、生き残った側の満足のためなんでしょうね。





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Last updated  2006年09月25日 01時50分10秒
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